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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は9月20日、日本向けに発売する第2弾となるコンパクトEV「DOLPHIN(ドルフィン)」を販売した。価格は税込で363~407万円。標準モデルであれば、国の補助金で実質的に300万円以下で購入できるという。なお、第1弾として中型スポーツ多目的車(SUV)「ATTO3(アットスリー)」が2023年1月末に販売されている。
DOLPHINは、車両から電気を供給できるV2L(Vehicle to Load)とV2H(Vehicle to Home)に対応しているため、アウトドアアクティビティから普段の生活まで幅広いシーンで活躍できる。さらに、給電器に接続すれば家庭用電力供給も可能で、災害時の非常用電源としても役立つことが期待される。
また、幼児置き去り検知システムを搭載しており、車内に生命体を検知した場合、ライトの点滅とアラームで周囲に知らせることができる。
日本政府は、2035年までに国内の乗用車新車販売でEV車の比率を100%とする目標を掲げており、EV化が急務となっている。現在、日本で販売されているEV車は400万円台からと少し高価格、もしくは200万円台の軽電気自動車が主流となっている。BYDは、その間を狙っていると見られる。
現在BYDだけでなく、独メルセデス・ベンツなどの海外メーカーもEV進出を加速させており、今後日本でのEV市場競争が一段と激化することが予想される。
(36Kr Japan編集部)
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