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中国スマートフォン・IoT機器大手の小米集団(シャオミ)が初めて手がける電気自動車(EV)の航続距離がついに明らかになった。
中国工業・情報化部が12月12日に発表した公告によると、シャオミ初のEV「SU7」シリーズには、バッテリー容量73.6kWhと101kWhの駆動用バッテリーが用意されており、それぞれエントリーモデルのSU7とハイエンドモデルのSU7 MAXに搭載される。
SU7に搭載される73.6kWhのバッテリーは、比亜迪(BYD)製のリン酸鉄リチウム電池で、電池パックの総質量は579kg、質量エネルギー密度は約127Wh/kg、航続距離は628km/668kmとなっている。
SU7 MAXに搭載される101kWhのバッテリーは、寧徳時代新能源科技(CATL)製の三元リチウム電池で、電池パックの総質量は645.8kg、質量エネルギー密度は約156Wh/kg、航続距離は750km/800kmとなっている。
すでに発売されている他社のEVでは、智界汽車(Luxeed)の「S7」や哪吒汽車(Neta)の「哪吒S」など一部のモデルだけが航続距離800kmを実現している。
これまでの報道によると、SU7は独ポルシェの「Taycan(タイカン)」と米テスラの「Model 3」を合わせたような外観だという。SU7の2モデルはいずれも5人乗りで、ホイールベースが3000mmとタイカンより長い。SU7 MAXは全長4997mm、全幅1963mm、全高1440mm、車両総重量2655kgで、LiDARを標準装備している。SU7は、SU7 MAXよりも全高が15mm高い一方、総重量は225kg軽く、LiDARは標準装備ではない。
シャオミの雷軍・最高経営責任者(CEO)はすでに、2024年前半にも同社初のEVを正式に発売すると明らかにしている。
(36Kr Japan編集部)
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