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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」は12月18日、アラブ首長国連邦(UAE)の政府系ファンド「CYVNホールディングス」と株式譲渡契約を締結したと発表した。CYVNは22億ドル(約3100億円)を出資し、NIOが発行する新株2億9400万株を引き受ける。
CYVNは今年6月にも、NIOに約11億ドル(約1600億円)を出資している。証券会社「富途」によると、23年7~9月期時点のNIOの筆頭株主は、9.3%の株式を保有する創業者の李斌(William Li)氏だった。今回の新株引き受けでCYVNの出資比率は約20.1%に高まる。
NIOが12月5日に発表した23年7~9月期決算は、売上高が前期比117.4%増、前年同期比46.6%増の190億7000万元(約3800億円)だった。販売台数は前期比135.7%増、前年同期比75.4%増の5万5432台と好調だった一方で、赤字も拡大した。純損失は前年同期比10.8%増の45億5700万元(約910億円)で、1~9月の純損失は153億5200万元(約3100億円)に膨らみ、22年通期の損失を上回った。今回の資金調達により、NIOの手元資金は大幅に増加する。
*2023年12月21日のレート(1ドル=約143円 1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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