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カナダの国民的カフェチェーン「Tim Hortons(ティムホートンズ)」が2019年に中国市場に進出してから5年が経過した。
同社の中国法人「TH International (Tims天好中国)」(以下、ティムズ中国)は、2023年末までに中国に1000店舗開設を目指していたが、24年1月中旬時点で909店と目標に届かなかった。
ティムズ中国の創業株主は、ティムホートンズの親会社Restaurant Brands International (RBI)とCartesian Capital Group」で、中国IT大手のテンセントなども出資している。
出店速度が鈍化した直接的な原因は、ティムズ中国と出資者の間で新たな資金調達について意見の相違が生じ、調達額が減少したことだとみられる。加えて、中国市場全体の景気減速やカフェ業界の競争激化なども響いた。
投資家は以前から同社の株価の先行きを悲観視していた。22年9月には、特別買収目的会社(SPAC)と合併して米ナスダック上場を果たしたものの、株価は公開価格から一時8割以上下落し、現在も低迷している。
(36Kr Japan編集部)
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