中国EV「小鵬汽車」、低価格帯の新ブランド立ち上げへ 自動運転向けLLMの搭載も

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中国の電気自動車(EV)振興団体・中国電動汽車百人会(China EV 100)が3月15〜17日、2024年のフォーラムを開催した。

電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」の何小鵬・最高経営責任者(CEO)は17日のフォーラムに登壇し、同社が近く新ブランドを立ち上げ、10万~15万元(約200万~300万円)の車種を中国及び海外市場向けに打ち出し、若者にAIを活用した「本物のスマートカー」を提供していくと発表した。

10万~15万元クラスの車種は、消費者の主な選択肢となってきた。中国の全国乗用車市場情報連合会(CPCA)のデータによると、23年は10万~15万元クラスの車種が市場シェア34%を占めた。小鵬汽車と競合する「蔚来汽車(NIO)」は、中低価格帯の新ブランド「ONVO(楽道)」を打ち出したばかりだ。

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「AI搭載の自動車」時代はすでに到来し、AIを中心とする技術がスマートEVの技術アーキテクチャとビジネスモデルを再定義している。何CEOは、今後は新たに立ち上げたブランドから、異なるレベルの自動運転機能を備えた複数の新車種を順次投入し、それぞれの自動運転レベルで最高の体験を提供していく考えを示した。

24年4~6月期には、小鵬汽車独自の自動運転向け大規模言語モデル(LLM)が車両に搭載される予定となっている。

*2024年3月23日のレート(1元=約21円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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