テスラ「モデルY」の強敵になるか 中国NIOが価格を抑えた新ブランド「ONVO」で挑む

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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が打ち出す新たなサブブランドの名称が明らかになった。中国の自動車専門メディア「車東西」が報じた。

これまで報じられていた「ALPS(阿爾卑斯)」は単なるコードネームで、新ブランド名は「ONVO(楽道)」となる。密かに撮影された写真によると、新車種の名称は「ONVO 60」、「N」をデザインしたロゴがついている。

NIOは、米テスラの「モデルY」を直接のライバルとして見据え、新車種の価格を抑える方針を明らかにしている。ネット上に出回るスクープ写真でも、新車種のリアウインドウに「比毛豆Y更棒(モデルYよりすごい)」と記されており、モデルYを意識していることは明らかだ。

NIOの李斌・最高経営責任者(CEO)はONVOに大きな期待を寄せている。李氏は以前、「新ブランド初の車種はモデルYよりも一回り大きい。モニターはより大きく、充電速度もより速い。バッテリー交換にも対応している。価格も安くなる」とし、「モデルYの購入を検討している方はもう少し待つことをおすすめします」と発言していた。

新車種の姿を収めたスクープ写真。「比毛豆Y更棒(モデルYよりすごい)」

NIOは、ONVO初の車種を24年4~6月期に発表し、7~9月期に発売、10~12月期には納車を開始する計画だという。李氏は、ONVOはファミリー車市場をターゲットとしているため、激しい競争に直面することが予想されるとし、初期戦略では粗利益率よりも販売台数増に焦点を当てる方針を示した。

中国EV「NIO」、23年は増収も約4300億円の赤字。モデルYより「コスト1割低い」新ブランドを年内に発売

(36Kr Japan編集部)

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