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日本の大手書店チェーン「TSUTAYA BOOKSTORE」が20日、中国北京市に初出店した。若者の集まる朝陽区の商業施設「THE BOX」B館の1~3階にあり、延べ床面積は約1600平方メートル。オープン前から交流サイト(SNS)で中国のネットユーザーの注目を集めている。
店内には中国語の書籍以外にも日本語や英語の書籍もある。アート、ベーカリー、料理、ヨガ、ダイエット、旅行記など、ジャンルごとに陳列され、読者は自分の興味に沿った書籍を見つけることができる。3階にはシェアラウンジも併設され、休憩場所とオフィススペースを提供する。
北京朝陽THE BOX店の何鴻森総経理によると、北京1号店は書籍や文化クリエーティブ製品、芸術品、コーヒー、オフラインイベントで「カルチャーターミナル」を作るという。何氏は「蔦屋は中国で『蔦屋書店』と『TSUTAYA BOOKSTORE』の2ブランドを展開するが、今回北京にオープンした後者は20~30代の若者がターゲット。陳列も雑誌や日本の2次元グッズ、アニメ・漫画IP関連グッズなどを多くそろえる。展覧会や読書会などのイベントも積極的に開催し、若者が対面で交流する機会が増えることを期待している」と語った。
蔦屋投資(上海)の野村拓也董事長は新華社の単独取材で、「蔦屋は本を売るだけでなく、多様なライフスタイルを提案している。読者には蔦屋が作った空間で新しい発見や生活を楽しんでほしい」と語った。
「蔦屋書店」「TSUTAYA BOOKSTORE」は世界的な書店ブランドとして、中国国内では杭州、上海、西安、天津、成都などに出店している。野村氏は、今年は北京店を含め新たに5店舗を出店する計画で、中国の消費者にユニークな文化体験を提供したいとしている。(新華社北京)
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