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アフリカなどの新興市場で存在感が高い中国のスマートフォンメーカー、深圳伝音控股(トランシオン)が22日に発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比33.7%増の622億9500万元(1元=約21円)、純利益が2.2倍の55億3700万元だった。アフリカでの売上高は220億6400万元で、全体に占める割合は3割を超えた。
同社は過去1年、新興市場を引き続き開拓して成果を収めるとともに、製品構成の改善とコスト削減によって出荷台数が増加し、売上総利益率は上昇した。効率的な運営組織の構築による運営効率の向上も前向きな影響を与えた。
同社は販売ネットワークをアフリカや南アジア、東南アジア、中東、中南米など70以上の国・地域に広げ、世界の新興市場で携帯電話産業の中堅メーカーとなり、販売経験が豊富な2千社の販売代理店と緊密な協力関係を築いている。
アフリカや南アジアの市場を深く耕すとともに、新市場にふさわしい発展モデルを持続的に検討、最適化し、製品の高度化と差別化販売戦略を推進することで新市場の拡大と販売増を実現した。米調査会社IDCによると、トランシオンは23年第3四半期(7~9月)、アフリカ諸国、アジアのパキスタンやバングラデシュ、フィリピンでスマホ出荷台数がトップだった。(新華社深圳)
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