車載電池大手の国軒高科、23年通期は3倍増益

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中国車載電池大手の国軒高科、23年通期は3倍増益

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中国車載電池大手の国軒高科がこのほど発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比37.1%増の316億500万元(1元=約22円)、営業利益が4.9倍の9億7500万元となった。純利益は3.0倍の9億3900万元で、収益性が大きく向上した。営業活動によるキャッシュフローは3.0倍の24億1900万元で、事業運営の効率が改善した。

製品納入量は前年比約40.0%増え、40ギガワット時を突破した。

車載電池事業の売上高は24.7%増の230億5100万元だった。顧客構造の最適化が進み、自動車大手の吉利汽車控股、奇瑞汽車、上汽通用五菱汽車、重慶長安汽車などの顧客との安定した協力関係を維持すると同時に、広州汽車集団などの新たな戦略顧客も獲得した。中国汽車動力電池産業創新連盟のデータによると、同社の23年の車載電池市場シェアは4.1%で、業界トップクラスとなっている。

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エネルギー貯蔵事業の売上高は97.6%増の69億3200万元で、売上高に占める割合は21.9%に上昇した。同社は成熟した技術体系と充実した製品ラインアップ、総合的なソリューションを擁し、発電や送配電、電源、電力消費の4大分野で布石を打っている。送配電大手の南方電網や発電大手の中国長江三峡集団、独化学大手BASFなど有力企業と提携関係を結んでおり、共同でエネルギー貯蔵産業の進歩を推進している。(新華社北京)

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