eVTOLの飛行制御システム、中国ベンチャー「辺界智控」が開発急ぐ シリーズAで20億円調達

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eVTOLの飛行制御システム、中国ベンチャー「辺界智控」が開発急ぐ シリーズAで20億円調達

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eVTOL(電動垂直離着陸機)の飛行制御システムを開発する中国企業「辺界智控(Boundary.AI)」が、シリーズAで約1億元(約20億円)を調達した。出資者は、基石資本(Costone Capital)、南山戦略新興産業投資(Nanshan SEI Investment)、北航投資(Beihang Investment)など。調達した資金は耐空証明の取得や製品開発などに充てられる。

飛行制御システムは、安定飛行や姿勢制御、軌道制御など航空機の中核となる機能を担い、航空機に搭載されるシステムのほぼ全てと相互接続され、安全上重要なコントロールプロセスを実行する。eVTOLにとって最も重要なサブシステムの1つだ。

現在のところ、中国の民間航空分野では飛行制御システムの供給をほぼ海外企業に頼っている。しかし、欧米諸国が関連技術の輸出規制を実施しているため、飛行制御システムが中国航空産業の「急所」となっている。

eVTOL飛行制御システム、拡大見込む。中国企業、商用化に向けて開発急ぐ

辺界智控は2020年に設立され、一貫してeVTOLの飛行制御システムの開発と製品化に注力してきた。同社の製品はすでに、耐空証明の基準に沿った開発と検証の段階に進んでいる。

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*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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