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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」が8月27日、 低価格帯シリーズ「MONA」初の車種「M03」を発売し、大反響を呼んでいる。受注台数は9月12日に7万2000台を超え、同月末には10万台を突破したとみられる。この勢いは、中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が3月に発売した同社初のEV「SU7」の人気ぶりを思い起こさせる。
MONAというシリーズ名は、「Made of New AI」の頭文字をとった略語で、「人工知能(AI)によるスマートドライビングの普及者」という意味合いが込められている。M03という車種名は、米テスラの「Model 3」へのオマージュだという。
M03は5人乗りのコンパクトセダン。スタイリッシュな外観、515km以上の航続距離、小鵬汽車の遺伝子を受け継ぐスマートエクスペリエンスが味わえる。にもかかわらず、エントリーモデルの価格は11万9800元(約250万円)とModel 3の半分程度とあり、瞬く間に中低価格帯のEV市場を席巻した。
とはいえ、この価格帯は比亜迪(BYD)のコンパクトセダン「秦」や広汽埃安(AION)の主戦場でもある。小鵬汽車は現在、MONA M03の販売増に備え、生産能力の増強を急いでいる。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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