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中国自動車大手の比亜迪(BYD)は2024年12月15日、クウェートを拠点とする自動車ディーラー大手「Alghanim Industries(アルガニム・インダストリーズ)」と共同で、同国初となる旗艦店の開業式を開催した。BYDは、湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国(アラブ首長国連邦、サウジアラビア、バーレーン、カタール、オマーン、クウェート)すべてへの進出を果たした。
旗艦店の敷地面積は2680平方メートルで、電気自動車(EV)の「漢(Han)」「ATTO 3(アット3)」、「海豹(SEAL)」、プラグインハイブリッド車(PHV)の「宋PLUS DM-i」と「秦PLUS DM-i」の5車種を展示している。
中国自動車流通協会(CADA)によると、2024年1〜10月のBYDの海外販売台数は前年同期比87%増の32万9000台と大幅な伸びを維持した。同社は21年に新エネルギー乗用車の海外展開を開始し、現在は世界80カ国・地域以上に販売網を広げている。
モルガン・スタンレーの戦略アナリストTim Hsiao氏率いるチームが2024年12月5日に発表したリポートによると、BYDの輸出先トップ3はブラジル、タイ、オーストラリアとなっている。10月のブラジル販売台数は、従来の月間5000~6000台から大きく伸び、7200台となった。同社は欧州市場で勢いを回復しつつあり、東南アジアや中南米での現地生産にも積極的に取り組んでいる。
(36Kr Japan編集部)
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