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米The Informationによると、中国ネット大手バイトダンスの2024年の海外売上高は前年比63%増の390億ドル(約5兆6000億円)だった。また、海外事業の中心である動画投稿アプリ「TikTok」の売上高が総売上高の4分の1と過去最高の割合を占めたことから、24年の総売上高は約1560億ドル(約22兆3000億円)に上ったとみられる。
2024年の純利益は前年比6%増の330億ドル(約4兆7000億円)となったものの、伸び率は前年に比べ急減。純利益率は前年比5ポイント減の21%となった。とはいえ、純利益はネットサービス業界のトップで、同年のテンセント(1941億元=約3兆9000億円)やアリババグループ(797億元=約1兆6000億円)を大きく上回った。
関係者によると、バイトダンスの幹部は2024年の業績を一部投資家に開示した際、人工知能(AI)への投資が増大しているため、すでに純利益率の伸びは頭打ちとなっているとした上で、今後数年間はAIへの投資をさらに増やす計画があると明らかにしたという。
英フィナンシャルタイムズ(FT)は1月、バイトダンスは2025年に前年比2倍の120億ドル(約1兆7000億円)超をAIインフラに投資し、うち400億元(約8000億円)はAIチップ購入に充てる方針だと報じた。同社はこの報道を受け、AI分野の開発と投資を非常に重視しているのは事実だが、予算計画については不正確だとコメントした。
*1ドル=約143円、1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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