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中国のアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」の株価が急騰したことを受け、創業者の王寧CEOの資産も急増している。米誌フォーブスの「リアルタイム長者番付」によると、6月9日時点で王CEOの個人資産は208億ドル(約3兆円)に達し、38歳の若さで中国10位、世界101位の富豪となった。
このところ、POP MARTが展開するキャラクター「LABUBU(ラブブ)」の人気が加熱し、入手困難な状況が続いている。とくにコラボレーションモデルや数量限定品の一部は、1体あたり1万元(約20万円)を超える高値で取引されるケースもある。こうしたLABUBU人気の高まりが、POP MARTの株価上昇を後押しする一因となっている。
同社の株価は、2024年6月の38香港ドル(約700円)から上昇し続け、25年6月には268香港ドル(約5000円)に達した。1年間の上昇率は606%を超えた。6月11日の取引終了時点の時価総額は3602億香港ドル(約6兆7000億円)となった。24年の決算報告書によると、王CEOは自社株の48.73%を保有している。
フォーブスが2024年7月に発表した「中国CEOランキング」では、王CEOが初めてランクイン。史上最年少で表紙を飾った起業家として注目を浴びた。
*1ドル=約145円、1元=約20円、1香港ドル=約18円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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