サイゼリヤ、グローバル展開加速 広州に統括本部と新工場設立、ベトナム・豪州にも進出

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サイゼリヤ、グローバル展開加速 広州に統括本部と新工場設立、ベトナム・豪州にも進出

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サイゼリヤは2025年7月に中国のレストラン事業を統括する子会社「サイゼリヤレストラン管理」(広東省広州市)を設立する。広州市ではすでに、3000万ドル(約44億円)を投じてソースやパスタなどを製造する新工場を建設中。2026年1月の稼働を目指し、生産効率をさらに高めていくという。

サイゼリヤは2003年に中国本土1号店をオープンし、現在は中国本土に約500店舗を展開。うち広州市では222店舗を運営する。広州サイゼリヤの宮本徳明社長は「サイゼリヤは上海、北京、広州の3カ所に子会社を持つ。中国事業の展開を加速するため、2025年7月に中国子会社の統括本部となる新たな子会社を設立する」と述べた。

サイゼリヤ、中国で大量出店の計画 「今後20年で最大1万店」

サイゼリヤはグローバル展開を加速している。このほどベトナム市場に参入し、ホーチミン市に1号店を開いた。また、2026年までに3億円を投じてオーストラリア市場に進出する予定で、すでに現地法人の設立に着手している。

同社の2024年9月〜25年2月の売上高は前年同期比16%増の1215億円、営業利益は4%増の61億円だった。中国を中心とするアジア事業が業績拡大をけん引している。

不景気はむしろ追い風。サイゼリヤ、コロナ禍の中国で一人勝ち

*1ドル=約145円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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