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ブルームバーグ・ニュースによると、米電気自動車(EV)メーカーテスラが、中国の上海工場で現地生産している量販車種「Model 3」の納車を2020年1月下旬より開始する見通しだ。
今年10月、テスラは社外に向け、中国現地生産の「 Model 3」 の納車は来年第1四半期と発表したが、何月になるかは明示していなかった。テスラ公式ウェブサイト上の「予定納車日」は現時点で依然として「2020年第1四半期」のままだ。
テスラはブルームバーグ社に対し、「旧正月までに段階的に納車できるよう努力しており、お客様に中国生産の『Model 3』に乗って帰省してもらえるように考えている」と回答している。ちなみに、2020年の旧正月は1月25日だ。
11月22日、中国現地生産のテスラ「Model 3」のスタンダードレンジプラスグレードが中国国内全ての店舗に配置され、消費者がテスラ中国の公式ウェブサイトや全国各地のテスラ体験センターにおいて問い合わせや試乗ができるようになった。
テスラのセールススタッフの説明によれば、現在店舗にある「Model 3」は展示用車で、納車するものではない。間もなく正式に納車される「Model 3」は上海ギガファクトリーで量産される初期ロットだ。
テスラ上海工場の建設からホワイトボディのラインオフまでたった8か月しかかかっていない。9月末に上海工場の主要な建物が予定より早く完成して以降、テスラはめざましい展開を続けている。10月末にQ3の財務報告書を発表した際、中国生産の 「Model 3 」第1号が完成したことを明らかにし、11月7日、その姿を初めて正式に披露、11日には中国で量産したテスラ「Model 3」の第1ロットが上海工場でラインオフした。
テスラの財務報告書によると、2020年中に上海ギガファクトリーでは9万6千台の電気自動車を生産し、中国市場の販売台数は9万7千台に達する見込みである。テスラ創業以来の生産販売台数の過去最高記録を更新する可能性がある。
2020年1月に引き渡されるモデルは、テスラが10月末に公式ウェブサイトで公開した中国生産の 「Model 3」スタンダードレンジプラスグレードであり、当初の輸入「Model 3」の代替モデルだ。最低販売価格はおよそ3万元(約46万円)高くなった35.58万元(約552万円)。運転支援機能(AP)が標準装備されているが、すでに公式ウェブサイトから削除されている輸入の標準グレードと比較したところ、装備項目は追加されていない。
テスラ公式ウェブサイトが発表したプロモーション画像から、中国生産の「Model 3」のテール左側のロゴが中国語の「特斯拉」に変わっているのが分かる。
(翻訳・桃紅柳緑)
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