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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、シンガポール初となる自動運転レベル4のEVバス実証プロジェクトを落札し、中国の企業としては初めて、自社の自動運転EVバスが海外の公共交通システムに組み込まれることになった。
同プロジェクトはシンガポール陸上交通庁(LTA)が主導し、グリーンモビリティとカーボンニュートラル戦略の推進を目的に進められる。まずは2026年半ばをめどに、ワンノース地区とマリーナベイ地区を走る2路線で試験運行を開始する。試験運行に使われる自動運転EVバスは定員16人、運賃は通常のバスと同額となる。
シンガポールは公共交通車両の調達基準が極めて厳しく、とくに複雑な交通環境や長距離運行での信頼性を重視している。BYDは今回、現地パートナーであるEVシェア企業「MKX Technologies」および自動運転企業「蘑菇車聯(MOGOX)」と共同でプロジェクトを受注した。
BYDはバッテリー、モーター、電子制御、チップの垂直統合を強みとし、世界中でEVバスの運行実績を蓄積してきた。同社の車両はドメインコントローラアーキテクチャと標準化されたインターフェースを採用することで、自動運転システムの高度な統合を容易にしている。
(36Kr Japan編集部)
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