中国、リチウム供給で自立達成 炭酸・水酸化リチウムともに世界最大の生産国に

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社EXCITEのRSSに登録特集注目記事

中国、リチウム供給で自立達成 炭酸・水酸化リチウムともに世界最大の生産国に

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国非鉄金属工業協会は10月29日、中国がすでにリチウム製品の自立的な供給体制を確立していると明らかにした。

同協会の林如海副秘書長は同日の記者会見で、中国の炭酸リチウム、水酸化リチウムなどリチウム塩、金属リチウムとその合金、リチウムイオン電池の正極材料、電解質などの製品の生産量が数年連続で世界一を維持していると説明した。

データによると、今年1~9月の中国の炭酸リチウム生産量は約58万8000トン、水酸化リチウムは約30万3000トンだった。リチウム塩産業は主に江西、四川、青海、江蘇、山東などの省に分布している。

中国CATL、車載電池事業に大ナタか。“血みどろ”の2025年EV市場に備え

林氏は「中国のリチウムイオン電池産業チェーンは完全で、規模の面で明らかな優位性があり、開発からリサイクルまでのフルライフサイクルに及ぶ。世界のリチウム塩、大部分の重要材料、リチウム電池の生産能力は中国に集中し、大きな優位性を持つ産業クラスターとコスト競争力が確立されている」と指摘した。また、中国の新エネルギー車(NEV)とエネルギー貯蔵市場が技術更新と生産能力の活用に大きな可能性をもたらしているとの見解を示した。【新華社北京】

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録