Pony.ai、1〜3月期は売上145%増も赤字拡大 ロボタクシー収入が約5倍に
中国の自動運転技術企業「小馬智行(Pony.ai)」 はこのほど、2026年1~3月期決算を発表した。売上高は前年同期比145%増の2億3600万元(約56億6400万円)、粗利益は140.1%増の3836万元(約9億2100万円)だった。一方、会計基準(GAAP)ベースでの純損失は3億6900万元(約88億5600万円)で、赤字幅が43%拡大した。
レベル4(L4)自動運転の商用化が依然として初期段階にある中で、業界内では赤字が常態化している。研究開発、テスト、運営への投資負担が大きく、ロボタクシー企業は長期にわたる多額の投資が必要とされており、現時点で世界の主要な自動運転企業はいずれも四半期ベースでの黒字化には至っていない。
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ロボタクシー事業は小馬智行の成長エンジンとなっている。売上高は前年同期比395.4%増・前四半期比28.7%増の5912万元(約14億2000万円)で、2025年通期のロボタクシー売り上げ(1億1600万元=約27億8000万円)の半分を超えた。うち、乗客運賃による収入は前年同期比456.5%増と急拡大しており、第7世代ロボタクシー車両の投入およびパートナーとの「共同運行」モデルによる拡大が寄与している。5月時点で、ロボタクシーの車両数は1700台を超えている。また広東省の広州市・深圳市では車両一台あたりの損益分岐点に到達しており、商用化効率の改善が進んでいる。
ロボタクシー以外では、自動運転トラック(ロボトラック)事業の売上高が前年同期比31%増の7033万元(約1億6900万円)、スマートソリューション事業が246.5%増の1億700万元(約25億7000万円)だった。
小馬智行はすでに9カ国で自動運転タクシー事業を展開しており、欧州初のロボタクシー商用化プロジェクトを獲得しているほか、クロアチア、カタール、シンガポール、韓国の4市場で一般向けサービスの提供を開始している。1~3月期の実績を受け、同社は今年の年末時点での車両数目標を3000台から3500台超へと引き上げ、世界20都市以上への展開を計画している。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)