スマホ有機EL、中国勢が世界シェア5割 韓国と市場二分

市場調査会社CINNO Researchによると、2026年1~6月のAMOLED(有機EL)スマートフォン向けパネル全世界出荷量は前年同期比3.8%増の約4億3000万枚で、全体の業績は予想を上回ったという。このうち、中国メーカーの出荷量は世界全体の50.5%を占めた。前年同期から1.1ポイント低下したものの、引き続き5割を維持した。一方、韓国メーカーのシェアは49.5%で、中国と韓国が市場をほぼ二分する構図となっている。

メーカー別では、サムスンディスプレイ(SDC)が前年同期比6.5%増の出荷量を記録し、シェアを40.9%から42.0%に伸ばして首位を堅持した。中国勢の中では、京東方(BOE)の伸びが最も目立った。出荷量は前年同期比16%増加し、市場シェアは2ポイント上昇して19.1%となった。世界2位、中国首位を維持。これは、中国ブランドのハイエンドスマートフォン向け受注増が主な要因となった。

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維信諾(Visionox)は出荷量が9.7%増加し、市場シェアは10.4%に上昇した。天馬微電子(Tianma)は出荷量がほぼ横ばいで、シェアは同じく10.4%だった。

4~6月期に限ると市場の伸びはさらに加速している。世界のAMOLEDスマートフォン向けパネル出荷量は、前年同期比8.4%増、前四半期比7.7%増の約2億2000万枚だった。中国メーカーのシェアはさらに50.7%まで上昇した。

CINNO Researchは、1~6月の市場拡大について、米アップルやサムスン電子など大手スマートフォンメーカーによる安定した調達に加え、一部の中国パネルメーカーが7~12月分の受注を前倒しで出荷したことも寄与したと指摘している。そのため、一部の需要が前倒しで消化されたことで、7~9月期は出荷量が前四半期比で減少する可能性があるとしている。

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(36Kr Japan編集部)

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