ファーウェイ、新型3つ折りスマホ「Mate XT 2」 独自チップ「Kirin 9050 Pro」初搭載で約46万円から

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は9月7日、新型の3つ折りスマートフォン「HUAWEI Mate XT 2 ULTIMATE DESIGN」を発表した。新型の高性能半導体「Kirin 9050 Pro」を初めて搭載する。同時に独自の基本ソフト(OS)「HarmonyOS 7」も発表し、同日からパブリックベータ版の提供を始めた。Mate XT 2の価格は1万9999元(約46万円)からで、9月12日に発売される。

Mate XT 2は、ファーウェイが2024年に発売した世界初の量産型3つ折りスマホ「Mate XT」の後継機となる。従来の「Z字型」から、左右の画面を内側に折り畳む「G字型」の構造に変更した。ディスプレーを完全に開いた状態での厚さは3.5ミリメートル、大きさは10.2インチとなる。

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ファーウェイの上級常務取締役で端末事業を統括する余承東氏は、Mate XT 2は完全に開いた状態では業界最薄、画面サイズも業界最大の折り畳みスマホだと胸を張る。同氏によると、ファーウェイの3つ折りスマホの世界累計出荷台数はすでに100万台を突破している。

Mate XT 2に搭載した新型半導体Kirin 9050 Proでは、ファーウェイが提唱する半導体技術の新たな概念「τ(タウ)の法則」に基づき、「LogicFolding(ロジックフォールディング、論理折り畳み)」技術を初めて採用した。

従来の半導体は、トランジスタの微細化によって集積度や性能を高めてきた。米国の輸出規制により先端半導体技術へのアクセスが制限されるなか、ファーウェイは微細化だけに頼らず、回路設計や集積技術によって半導体の性能を高める取り組みを進めている。Kirin 9050 Proで採用したロジックフォールディングもその一つで、論理回路を立体的に配置して垂直方向に接続することで信号の伝送距離を短縮し、性能や電力効率の向上につなげる。

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ファーウェイによると、Kirin 9050 Proの搭載などにより、Mate XT 2の性能は前世代機に比べ42%向上した。独自のアーキテクチャ「Da Vinci」を採用したNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を搭載し、300億パラメーター規模の大規模AIモデルを端末上で動作させることも可能だという。

HarmonyOS 7では、音声アシスタント「小芸(Xiaoyi)」がAIエージェントへと進化した。複数の機能を呼び出して一連のタスクを実行できるほか、ファーウェイのスマートホーム機器との連携にも対応する。

Mate XT 2の16GB+256GBモデルは1万9999元で、前世代機の発売時と同じ価格に設定した。プライバシー保護機能を強化したディスプレーを搭載する16GB+1TBモデルは2万4999元(約60万円)となる。

米調査会社Smart Analytics Globalによると、2026年4~6月期の中国折り畳みスマホ市場で、ファーウェイは出荷台数ベースで68%のシェアを占めた。小米(シャオミ)なども折り畳みスマホの投入を進めており、折り畳み機が高価格帯スマホ市場の新たな競争軸となっている。

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*1元=約23円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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