中国「南北トヨタ」に連携観測 広汽、一汽系合弁の株式取得へ
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中国自動車大手の広州汽車集団(広汽集団)はこのほど、中国第一汽車集団(一汽集団)傘下の中国第一汽車股份有限公司(一汽股份)と意向協議書を締結した。広汽は一汽股份が保有する完成車合弁会社の一部株式を、A株の新規発行により取得する方向で検討している。取引が実現すれば、一汽股份は広汽の第2位株主となる見通しだ。
買収対象となる合弁会社の名称や取得比率、取引額などは現時点で公表されていない。広汽は、対象企業が海外上場企業に関係しているため、現段階では社名の公表を見送るとしている。一方、複数の中国メディアは関係者の話として、対象企業は一汽トヨタであると報じている。
一汽トヨタには現在、一汽股份が50%、トヨタ自動車が約45.8%、トヨタ自動車(中国)が約4.2%を出資している。仮に広汽が一汽トヨタの一部株式を取得すれば、中国で長年別々に事業を展開してきた一汽トヨタと広汽トヨタの間で、事業面での連携が進む可能性もある。
広汽は足元で業績が悪化しており、2025年通期の純損益は87億8400万元(約1900億円)の赤字、2026年1~6月も44億6700万元(約1000億円)の赤字と、厳しい状況が続いている。
今回の取引について広汽は、地方国有企業と中央企業の産業資源の最適化と、上場会社の経営効率の向上を目的に挙げている。取引は重大な資産再編に該当する見通しだが、広汽の実質的な支配権に変更は生じないとしている。
*1元=23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)