DRAM世界4位の中国CXMT、新世代技術で量産 チップ容量5割増

CXMT

中国のDRAM大手「長鑫存儲(Changxin Memory Technologies、CXMT)」は9月20日、第5世代DRAMプロセスプラットフォーム「G5」の量産を開始したと発表した。同プラットフォームを採用したLPDDR5X規格のメモリー2製品も投入し、スマートフォンなどの携帯型電子機器向けに展開する。

同社によると、2製品はいずれもチップ1個当たりの容量が24ギガビット(Gb)で、前世代の同種製品から50%増加した。プロセスの刷新によってウエハーの利用効率も向上した。容量を8Gbにそろえて比較した場合、ウエハー1枚から製造できるチップ数は第4世代プラットフォームに比べて少なくとも50%増加し、チップ当たりの製造コスト競争力の向上が期待される。また、新プロセスは主要な微細化指標で業界最先端の量産技術に近づいたという。ただし、競合他社との比較には、量産時の歩留まりや製造コスト、製品性能なども含めた検証が必要となる。

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今回の量産開始は、世界的にDRAMの供給が逼迫し、価格が上昇する中で行われた。親会社の「長鑫科技集団(CXMT Corporation)」の2026年1~6月の売上高は前年同期比873.64%増の1503億1000万元(約3兆6100億円)に達した。親会社株主に帰属する純利益は776億500万元(約1兆8600億円)となり、前年同期の赤字から黒字に転換した。同社は、世界的なコンピューティング需要の拡大に加え、大手メーカーがより多くの生産能力を利益率の高いHBM(High Bandwidth Memory、高帯域幅メモリー)へ振り向けたことで、DRAM製品の販売による粗利益が増加したとしている。

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世界のDRAM市場は依然としてサムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーが主導しているが、長鑫の市場シェアは拡大している。市場調査会社Counterpoint Researchの最新データによると、26年4~6月期の同社の世界市場シェアは売上高ベースで10%となり、前年同期から6ポイント上昇して世界4位だった。同四半期のサムスン、SKハイニックス、マイクロンのシェアは、それぞれ38%、25%、24%だった。

ウエハー投入能力でも、長鑫は海外大手に迫りつつある。半導体・AI専門の調査メディアSemiAnalysisは、26年末までに長鑫の月間ウエハー投入能力が約35万枚に達し、マイクロンの約38万5000枚に近づくと予測している。

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*1元=約24円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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