次世代メモリーLPDDR6、中国CXMTが量産開始 シャオミの折りたたみ機に世界初搭載
中国のDRAMメーカー長鑫存儲(CXMT)は8月29日、自社開発の次世代低消費電力メモリー規格「LPDDR6」の量産を開始したと発表した。同製品は9月発売予定の小米(シャオミ)の折りたたみスマートフォン「Xiaomi 18 Fold」に搭載される。CXMTによると、LPDDR6の商用化は世界初で、中国の半導体企業が高機能メモリー規格で世界に先駆けて量産を実現したのは初めてだという。
CXMTの2026年上半期決算によると、LPDDR6はアーキテクチャー革新とデータ転送の最適化により、ピーク速度は12800Mbps、単一チップの最大容量は16GBとなる。データ転送能力は前世代のLPDDR5Xを上回っている。
このLPDDR6に対応するプロセッサーも中国企業製だ。シャオミは8月24日、自社開発の次世代AI向けフラッグシップSoC「玄戒O3(XRING O3)」を発表。業界で初めてLPDDR6に対応し、メモリー帯域幅は113.8GB/sに達する。前世代の玄戒O1より48%の向上だ。玄戒O3とLPDDR6の両方を搭載した端末はXiaomi 18 Foldが初となる。CXMTの量産発表を受け、シャオミ創業者の雷軍氏は「玄戒O3は業界で初めてLPDDR6をサポートした。これは始まりに過ぎない」と述べた。
CXMTの売上高は、2026年上半期に前年同期比873.64%増の1503億1000万元(約3兆6000億円)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は776億500万元(約1兆9000億円)で、前年同期の23億3000万元(約560億円)の赤字から黒字転換した。AIコンピューティングの需要拡大とメモリー価格の上昇が業績を押し上げている。
*1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)