Tiktokもライブ動画配信へ、収益化への険しい道

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Tiktokもライブ動画配信へ、収益化への険しい道

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

一、上线直播功能

经过千播大战后,直播风口的热潮也开始渐渐褪去。最有说服力的佐证,可能就是直播头部App映客此前被宣亚国际收入囊中。而短视频可以说是晚于直播兴起的风口。

但有意思的是,那些Top榜里叫的上名字的短视频平台,都先后上线了直播功能,比如快手、美拍、火山小视频等等。在这波潮流之下,垂直音乐短视频平台抖音也要上线自己的直播服务了。

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

抖音直播入口

在此之前,抖音的直播功能一直在内测,像粉丝最多的达人张欣尧也参与其中。抖音方面告诉36氪,“App的直播功能一直是在计划内的,IOS和Android应该都是这两天就上了。但是抖音国际版暂时不会上线直播。”

目前,第一期所有用户都可以看到直播内容,但想要开播还是有门槛的。据今日网红近日曝料,抖音粉丝在5万以上的达人才有开播的权限。不过抖音回复:“一期确实范围有限,但是是根据之前站内表现综合考量的,粉丝数量不是唯一标准。”

二、不做秀场、不挖人

短视频平台推出直播功能已经不是什么新鲜事,那么抖音的直播功能又有哪些新花样呢?抖音方面向36氪明确表示:“抖音不做秀场直播。”抖音还是那个短视频社区,直播功能也不会影响到抖音的风格。

1.首先体现在抖音的直播入口做的非常隐蔽。而且抖音的信息流里是不会出现直播视频的,也没有单独的直播分类入口。目前,story栏,个人主页的头像,视频右侧的头像,是三个直播间的入口。

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

从左到右依次是美拍、火山小视频和快手

相比起来看,抖音的直播入口与快手的类似。2016年初,快手上线了直播功能并将其低调的放在了“关注”栏里,从当时的位置来看直播在快手仅为附属功能。目前,快手的直播按钮依然隐藏在拍摄视频的页面里。

美拍和火山小视频则将直播入口放在了很明显的头栏位置,看得出给到的权重很大。这是因为前者自推出以来就十分重视直播功能,还邀请范冰冰、Angelababy等一众大牌明星进行直播;而且平台上的短视频拍摄时间也更长,为“10秒至60秒”。后者最初有两个App,一个是火山直播,另一个是火山小视频,今年才将二者合并为火山小视频。所以在这两大平台的定位中,直播都占据很重要的位置。

至于未来抖音会不会加大直播的权重,对方并未直接回复。但可以确定的是,未来抖音直播会做一些功能上的微调和创新。

2.其次是抖音不会有纯职业主播平台。同时,抖音也放弃了榜单PK等这种常见的秀场直播的“套路”,代之以粉丝点赞来排行。因此,抖音也不会去其他平台挖人,因为达人风格不一定契合。

在直播领域,大多是采用秀场的直播模式。通过时榜、周榜、月榜等收入榜来进行实时排行,只要收到的礼物多就可以上榜。这也导致主播使出浑身解数来鼓励粉丝送礼物。比如打开任何一个直播平台,就会看到飞机、汽车、游艇横飞,而主播也在不停的点名致谢。

抖音认为,“这会使得达人和粉丝都很疲惫,失去直播互动原本的意义。在这个模式下,主播只会和土豪互动,其他用户会失去存在感。”像Instagram推出的直播功能,主要服务于靠优质短视频积累的粉丝互动,是建立在对达人视频内容、对达人人格魅力上的互动需求的满足,是相对对等的沟通方式。

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

从左到右依次为抖音、美拍和火山小视频,后两张图为收入PK榜

对于直播功能,抖音给出了这样的解释,同时他们还认为收入PK榜单一定程度上是“唯利是图”的。这不得不让人猜想,虽然抖音的直播与火山小视频的直播定位不同,但两者似乎存在竞争关系。

对此,抖音解释称:“不是说秀场不好,秀场直播是一种已被验证的成功模式。做不做要看目的,从抖音出发我们希望直播更多承担达人和粉丝互动交流的作用。做秀场会很有可能达不成这个目标。”

另外,主播与用户之间建立对等的关系是不是更好,36氪也是存在一定疑惑的。

最近奉佑生接受《财经》采访时表示,映客高端用户社区的本质在于“让人仰视”,具体表现为“美”。他认为,得不到的才是美,用户会为了得到这个东西不断的付出时间、感情和金钱。奉佑生甚至认为爱美的人都会用苹果手机。为了营造这种高颜值、高端感,他还要求用安卓手机的主播不能上首页。

按此理解,以真实记录并揭露底层生活而被人熟知的快手,某种程度上是营造了一种让人俯视的感觉吗?

也许,对等、仰视、俯视关系和视角的不同转化,更符合人性的内核。

3.从直播送出的礼物以及直播内容来看,都是根据抖音社区文化衍生出来的,而且也更符合抖音自己的气质。

从抖音的直播页面来看,礼物名字为“抖音”、“棒棒糖”、“仙女棒”、“为你打call”、“Thuglife”、“Boom”等。这些名字看起来除了体现出浓厚的抖音文化外,也符合当下年轻人的使用习惯以及网络流行文化。而且“棒棒糖”、“仙女棒”等礼物,听起来也要比高跟鞋、啤酒等清新很多。这有可能会成为区别平台的标志之一,比如说到“老铁”、双击”666“,用户就会想到快手。

抖音方面还表示,内测期间就发现抖音的直播内容与别的直播平台是存在差异的。除了常见的聊天互动,还有很多达人在直播里教粉丝一些视频的拍摄手法,跳舞技巧,甚至直接直播拍抖音。

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

从左到右依次是抖音、火山小视频、美拍和快手礼物页面

不过遗憾的是,相比其他平台长达三四页、几十种的礼物,抖音平台的礼物目前还相对较少。抖音方面表示,未来会增加更多的礼物特效和贴纸。

三、被验证的变现方式

短视频平台纷纷推出直播功能,除了要满足用户的多样体验外,很大程度在于直播是一种已经被验证的变现方式。

虽然现在直播平台的流量、融资等数据都出现下滑,而短视频被认为是内容创业的下一个风口。但事实上,短视频是经过长达六年的摸爬滚打,才赶上今天的热度。

从目前短视频行业的格局来看,仍未形成二八之势。发力最早的快手占据第一的位置,但剩下的各大平台依然在进行激烈的竞争。来自极光大数据发布的Q3数据显示,快手以19.8%的用户渗透率排在第一,分列二三的为西瓜视频和美拍。值得注意的是,抖音和火山小视频的渗透率增速保持在三位数。

抖音也要上线直播功能了,短视频如何变现依然是个难题

短视频领域的用户依然以不错的速度在增长,但对于经过几年发展的快手以及成立一年多的抖音来说,获得大幅投资和扶持之后,盈利依然是很现实且绕不开的话题。

在国外,Snap已经上市。虽然公司依然亏损,但是在积极开拓广告业务以及硬件业务来赚钱。背靠Facebook的Instagram在用户和广告方面的表现都不错,COO 谢丽尔·桑德伯格在公司Q3财报电话会议中透露,Instagram的广告客户已经达到200万个。

在国内,美拍曾通过“边看边买”和“美拍M计划”来帮助达人变现。快手则被曝将于年底上市,目前估值已经达到30亿美元。宿华一年前曾表示,快手今年要大规模商业化,将通过信息流广告、电商、游戏、直播、增值服务等多种方式进行变现。36氪此前曾报道,抖音也正式开启了商业化的大门,推出了竖屏的原生短视频广告。但是这种广告形式能带来多少收益还有待检验。

有意思的是,虽然很多人都说直播行业的发展有天花板,但像陌陌、YY、天鸽互动、快手,以及已经卖身的映客都通过直播赚了很多钱。数据显示,陌陌Q2直播营收17.24亿元;YY Q2直播收入23.26亿元;天鸽互动上半年直播营收4.23亿元;映客Q1营业收入10.35亿元;快手月均直播收入2-3亿元。这些数据表明,YY、陌陌、快手、天鸽互动和映客已经成为最赚钱的五大直播平台。

具体来看,虚拟礼物打赏是直播平台的主要盈利方式。在映客平台上,充值在100万元以上的用户,2015年为0人,2016年为210人,2017年Q1为32人。从这些数据来看,用户花在直播上的钱越来越多,而且金额越来越大。另外,在快手的几大变现方式中,也只有直播业务表现最突出。

如此看来,虽然短视频平台在尝试各种变现方式,但目前直播确实是一种非常有效而且是被验证的变现方式。在短视频的广告变现形式还没稳定的情况下,平台尝试用直播来变现,也是在情理之中。

谈及为何要推出直播功能时,抖音对36氪表示,这是因为直播是一种强互动,可以很好的维系粉丝和达人的关系。另外,很多达人已经积累了大量的粉丝,他们也有变现的需要,而直播是一种已被验证的变现方式。此外,抖音的用户主要分布在一二线城市,消费能力也比较强。

至于直播营收能达到多少,抖音并未进行预计。他们也表示没有给自己制定要求,因为抖音直播本质上不是为了平台变现。

四、巨头之争

在社交、电商和搜索领域,腾讯、阿里和百度都分别占据着绝对的主导地位。对于目前正火的内容创业,BAT也都跟着重金押注,但都未处于咽喉位置。然而不可否认的是,BAT一旦入局产生的影响力是巨大的,也包括短视频领域。

在内容创业方面,不得不说张一鸣的判断是十分准确的。最近今日头条天使投资人刘峻回忆道,当初也想在360做个性化阅读,但公司没有通过。看到张一鸣搞的今日头条,就直接投资了。但对此,BAT的反应则比较迟钝,总有一种俯视创业公司的感觉。

腾讯早前也曾接触过今日头条,但还是错失投资。后来腾讯方面也表示,当初确实有一点低估头条的发展。这似乎与当年腾讯错过WhatsApp如出一辙。在刘峻看来,这是腾讯在投资上错过的最大的两个机会。而如今反应过来的BAT,开始猛补信息流内容。

对于当下正火的短视频,张一鸣去年就曾讲道:“短视频将是内容创业的下一个风口。”为此,今日头条进行了多方面的布局,单独出来专门做PGC短视频的西瓜视频,专注于直播和UGC短视频内容的火山小视频,以及专注于音乐UGC短视频的抖音。另外,今日头条还投资了北美音乐短视频平台Flipagram。为了赶在BAT之前,今日头条布局了整个短视频链条。

但是与信息流内容不同的是,腾讯和百度很早就在短视频领域进行布局而且也相当的重视。比如腾讯推出了微视并且马化腾还曾亲自站台,但种种原因下微视停服了。又比如百度旗下的爱奇艺很早推出了啪啪奇以及榴莲,后来都消失匿迹了。

但2017年似乎是一个转折年。腾讯之前领投了快手,推出了主打短视频分享的QIM,还打算复活微视。《财经》方面表示,腾讯正在酝酿新的视频平台,已经展开了疯狂收购。而阿里这边,将土豆视频转型为专注于PGC短视频内容的土豆短视频。百度方面,也突出了百度视频中的PGC短视频内容。

除了BAT,美图旗下的美拍,微博投资的一下科技旗下的秒拍、小咖秀等都有着不俗的表现。不过《财经》报道称,作为微博短视频内容唯一入口的秒拍可能很快就会换成酷燃了。微博上的这一变化,或许是应对竞争提前打的防御战。

从BAT、微博、美图这几家公司的布局来看,产品版图最完整的应该是今日头条。通过西瓜视频、火山小视频、抖音和Flipagram,头条想要押注短视频行业的每一个市场。在短视频排行榜中,头条的这几款产品的表现也十分的亮眼。总体来看,头条似乎在学习Facebook式的社交产品布局。

因为与信息流内容不同的是,社交产品因形式、内容、年龄、地域、文化等因素产生的区隔更多。如果稍作迟疑,可能就会错过很大的市场。这方面的的例子,可能就是腾讯错失WhatsApp。如果当时收购成功,腾讯或许早已经是一家全球化的社交公司了。这方面的正面例子,比如Facebook虽然没有收购成功Snapchat,但通过Instagram不断抄袭后者,还是抢夺了很大一部分用户以及广告主。

但是在这几家公司中,最大的变量因素可能就是腾讯。目前腾讯手中已经有最大的短视频平台快手,如果再通过惯用的资本运作几家,并且开放微信、QQ等平台上用户和流量资源。未来会出现什么样的格局,真还不好说。

可以预见的是,短视频领域的暗流涌动,似乎预示着暴风雨马上就要来了。在新一轮激烈的竞争中,哪个巨头扶持的平台会胜出呢?

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一.ライブ動画配信開始へ

ライブ動画配信というニューウェーブは激しい競争を巻き起こした後、落ち着きを見せ始めている。先ごろ、ライブ動画のトップアプリである映客(Inke)が宣亜国際(Shunya International)に買収されたというニュースはそれを裏打ちするものである。それに対してショートムービーの分野はライブ動画の後に出現した新たな上昇気流といえるかもしれない。

興味深いことに、快手(Kwai)、美拍(MeiPai)、火山小視頻などランキングトップに名を連ねているショートムービーのプラットフォームが、相次いでライブ動画の配信を開始している。このような趨勢の中、ミュージック・ショートムービーのプラットフォームとして立ち位置を定めてきた抖音(Douyin)もライブ動画の配信サービスを開始しようとしている。

これまで、抖音はライブ動画機能の初期テストを行ってきており、フォロワー数最多を誇る張欣尭もそれに加わっている。抖音によれば、アプリのライブ動画機能は以前から計画されていたもので、IOS版もアンドロイド版も数日のうちに開始されるということである。ただ、抖音の国際版アプリであるTik Tokにはライブ動画機能は追加されない。

今のところ、すべてのユーザーがライブ動画を視聴することができるが、動画を配信するには条件を満たす必要がある。最近流れた情報では、5万人以上のフォロワーを持つ場合にのみ配信を行えるというものである。これに対して抖音は「確かに限られた範囲での実施から始める。しかしフォロワー数が基準になるというより、これまでのサイト内での評価などを総合的に考慮して判断する。」といっている。

二.ショーも引き抜きも行わない

もはや、ショートムービーのプラットフォームがライブ動画を配信するというのは目新しいことではなくなっているが、抖音のライブ動画にはどんな特徴があるのだろうか。抖音関係者は「私たちは他のプラットフォームがしているようなショーの配信は行いません。」と語っている。抖音はもともとショートムービーのコミュニティであって、ライブ動画機能を追加してもその立ち位置は変えないということである。

1.抖音のライブ動画視聴ボタンは目立たない場所にある。ニュースフィードにはライブ動画は表示されず、独立したライブ動画メニューもない。今のところストーリー、マイページ及びムービー右側の三ヶ所からのみ視聴ページに移れる。


比較してみると、抖音のライブ視聴入り口は快手とよく似ている。2016年の初めに快手がライブ動画機能を開始したときにも「フォロー」の中にひっそりと置いたことから分かるように、ライブ動画は付加機能という位置づけに過ぎなかった。そして今でも、快手のライブ動画視聴ボタンは動画撮影ページの隅にひっそりと置かれている。

かたや、美拍や火山小視頻ではライブ動画視聴が目立つ位置に配置され、大きなウェイトを占めていることがわかる。美拍ではライブ動画の配信開始以来ずっとこの機能に重きを置いており、ファン・ビンビンやアンジェラベイビーといった大物芸能人を招いてのライブ配信を行ってきた。そして、ショートムービーの録画時間も比較的長く10秒から60秒となっている。火山小視頻はもともと火山直播と火山小視頻という二つのアプリが合併してできたものなので、ライブ動画が重要な位置を占めているのも当然のことだといえる。

抖音が今後ライブ動画のウェイトを大きくしていくのかについて、まだ直接の回答は得られていないが、ライブ動画の機能に関連して調整や刷新を行っていくのは間違いないだろう。

2.抖音には商業プラットフォームがない。さらにランキング対決などのショー配信という「既定路線」を退けてフォロワーの「いいね!」の数でランキングしている。方向性の違いにより、ほかのプラットフォームからの引き抜きも行わない。

ライブ動画の分野では、ほとんどがショー形式の配信を取り入れている。これは受け取ったバーチャルギフトの収入でランキングするというものだが、これにより上位ランクインを目指す配信者がギフトを必死に懇願するようになった。実際、ライブ動画配信のプラットフォームを開いてみると、バーチャルギフトの飛行機や自動車、クルーザーが画面を飛び交っており、配信者はそれに対する感謝を述べ連ねているのである。

抖音が考えるに「これでは配信者もフォロワーも疲れてしまい、本来の意義が失われてしまう。このような状況では配信者はお金持ちばかりに注意を向けるようになり、そのほかのユーザーは見向きもされなくなるだろう。」インスタグラムが打ち出したライブ動画の機能のように、第一に良質なショートムービーによって獲得してきたフォロワーとの交流を考え、コンテンツのクオリティや配信者本人の魅力に根差したつながり、いわば対等なコミュニケーションを提供したいとしている。

抖音はライブ動画に対するこのような見方を示したうえで、収入ランキング対決というのはある種のもうけ主義だと述べている。抖音と火山小視頻ではライブ動画の位置づけに大きな違いがあるものの、お互いをライバル視しているように感じられる。

これについて、抖音は次のように説明している。「ショー配信が良くないと言うつもりはない。すでに確立された収益化のモデルだからである。ただやるかどうかは目的による。私たちは抖音から配信者とフォロワーの交流やつながりをもっと配信していきたいと考えており、その目標を考えたときショー配信はそぐわないと判断したのである」。ただ、配信者とユーザー間の対等な関係というのが優れているのかに関しては少し疑問も残る。

先日、映客の創業者またCEOの奉佑生氏が『財経』のインタビューで述べたところでは、映客のハイエンドユーザーのコミュニティの本質は「優越感」さらに言えば「美しさ」だということである。手に入らないからこそ美しいのであり、ユーザーはそれを手に入れようと必死に時間、労力及びお金をつぎ込む。さらに、そのような人たちはみなiPhoneを使っているので、ハイエンド感を出すためにアンドロイドユーザーの配信者はトップページに表示されないようにさえしているというのである。

この考え方からすると、リアルに普通の生活を切り取って発信する庶民的な快手は、どこか見下ろされているという感覚になるのではないだろうか。
この対等、優越感及び庶民派という立ち位置と方向性の違いにより、あらゆる人のニーズを満たせるのだろう。

3.ライブ動画内のギフトとコンテンツはすべて抖音のコミュニティ文化から派生したもので、抖音のオリジナリティーを際立たせている。

抖音のライブ動画ページでは「ビブラート」、「ペロペロキャンディー」、「魔法のステッキ」、「電話する」、「サグ・ライフ」、「爆弾」などのギフトが並んでいる。名称には抖音らしさがあふれていて、若い人やネット文化の流行にマッチしているだけでなく、「ペロペロキャンディー」や「魔法のスティック」といった響きはハイヒールやビールなどよりもずっと新鮮である。「いいね!」をお願いするお決まりのフレーズを聞くと誰もが快手を連想するように、抖音がプラットフォームの差別化を図るポイントになるかもしれない。

抖音の関係者によれば、初期テスト期間中に抖音の動画コンテンツとほかのプラットフォームとの違いが明らかになってきた。よくあるコメントでの交流のほかに、ライブ動画の中でフォロワーに録画の方法やダンスのスキルなどを教えている配信者が多くみられたということである。

残念なのは、ほかのプラットフォームでは何十種類ものギフトが3,4ページにわたって用意されているのに対し、抖音では今のところ種類がわずかだということである。抖音は今後、ギフトやスタンプを増やしていくとしている。

三.確立された収益化のモデル

ショートムービープラットフォームがこぞってライブ配信を開始したのには、ユーザーの様々なニーズを満たすためだけでなく、ライブ動画が確立された収益化のモデルだということが大きく関係している。
ライブ動画プラットフォームは最近やや下り坂の様相だが、ショートムービーはコンテンツ産業の次なる風穴だとみられている。しかし実際にはショートムービーも6年にわたる苦節を経て、ようやく盛り上がりを見せてきたのである。

今のショートムービー業界の構図はまだ流動的で、スタートダッシュをかけた快手がトップの座についているほかは、大手プラットフォームが熾烈な競争を繰り広げている。極光(JIGUANG)の発表した第3四半期データによると、快手が19.8%のユーザーを獲得して1位にランクインしたほか、2位に西瓜視頻、3位に美拍がつけている。注目できるのは、抖音と火山小視頻が3桁の上昇率を保っている点である。

ショートムービーの分野では急速にユーザーが拡大しているが、数年をかけて発展してきた快手にしても設立1年ほどの抖音にしても、利潤確保は避けて通れない問題である。
国外ではSnapがすでに上場を果たした。企業としては依然赤字だが、広告やハード開発を積極的に推し進めて収益を上げている。Facebook傘下のインスタグラムはユーザーと広告の獲得において結果を出しており、COOのシェリル・サンドバーグは同社の第3四半期報告でインスタグラムの広告主が200万に達したことを明らかにした。

中国国内では、美拍が「辺看辺買(見ながら買う)」と「美拍M計画」を打ち出し収益性を上げてきたほか、快手が年末に上場予定との情報が流れ、その価値は30億ドルに達すると見込まれている。快手の創業者でCEOの宿華氏は1年前に「今年は大規模な商業化に着手し、ニュースフィード広告、ネットショッピング、ゲーム、ライブ動画、付加価値サービスなど多角的なモデルで収益増を図りたい」と述べていた。本サイトでも以前に、抖音が商業化の第一歩となる縦型のネイティブ広告ムービーを打ち出したと報道したが、この種の広告がどれほどの収益増を生み出すかを見るにはもう少し時間が必要だろう。

興味深いことに、いつかは頭打ちになるといわれているライブ動画業界で、陌陌やYY、天鴿互動、快手さらには身を売った映客までもがライブ動画によって大きな収益を上げている。データによれば陌陌の第2四半期のライブ動画収入は17.24億元、YYの第2四半期のライブ動画収入は23.26億元、天鴿互動の上半期のライブ動画収入は4.23億元、映客の第1四半期の営業収入は10.35億元、快手のライブ動画の月間平均収入は2-3億元に上るということである。データからわかる通り、YY、陌陌、快手、天鴿互動及び映客が収益面でのトップ5である。ライブ動画プラットフォームの主な収益源となっているのはバーチャルギフトである。映客では100万元以上チャージしたユーザー数が2015年にはゼロだったのに対し、2016年には210人、2017年第1四半期には32人だった。ユーザーがライブ動画につぎ込む金額はますます大きくなっている。そして快手の最大の収益源はこのライブ動画業務だということである。

こうしてみてみると、ショートムービーのプラットフォームでは収益増を目指す様々な試みがなされてきたが、今のところ最も効率の良い収益源はやはりライブ動画だろう。ショートムービーの広告収益がまだ安定していない現状で、ライブ動画により収益を上げようとするのは十分理解できることである。ライブ動画の配信を始める理由について抖音は、ライブ動画が強力なインタラクティブツールであり、フォロワーとの緊密なつながりを保てるという点を挙げている。また多くの配信者がたくさんのフォロワーを獲得しており、彼らもまた収益増を望んでいる中で、ライブ動画は確立された収益化のモデルだということである。抖音のユーザーは主に、大都市に集中しているため十分その消費を支えることができるのである。

ただ、抖音のライブ動画配信の本質は収益増を目指したものではないので、抖音ではライブ動画による収入試算を出してはいないし、収益目標を掲げるつもりもないとしている。

四.大手企業の争い

SNS、ネットショッピング及び検索エンジンの分野では騰訊(テンセント)、アリババ及び百度(バイドゥ)がそれぞれ絶対的な地位を占めている。盛り上がりを見せているコンテンツ産業に対して、BAT(百度、アリババ、騰訊の頭文字をとったもの)も追随する姿勢を見せてはいるが、まだ様子見の態度を保っている。しかし、これら大手がひとたび参入すれば、ショートムービーの分野を含め業界の構図に大きな影響を及ぼすことは間違いない。

コンテンツ事業に関して言えば、今日頭条(Toutiao)の運営会社Bytedanceの創業者でCEOの張一鳴氏の判断は正しかったと言えるだろう。今日頭条のエンジェル投資家である劉峻氏は次のように回想している。「初めは奇虎360で個人の趣向や関心に沿った読み物の提供を考えていましたが、同社の同意が得られませんでした。その時に張一鳴氏の今日頭条を見て、すぐ投資することに決めました」。しかし、これに対してBATの反応は薄く、ベンチャー企業を遠くから見下ろしているような雰囲気さえある。

テンセントは早くに今日頭条と接触を持ってはいたものの、投資のタイミングを逃してしまった。当時は今日頭条の発展性を過小評価していたと、後でテンセント関係者は語っている。これは、テンセントがWhatsApp買収に失敗した場面を彷彿とさせる。劉峻氏が見るに、これはテンセントが逃した2大ビッグチャンスだった。目を覚ましたBATは今や、猛烈な勢いで追撃を始めるはずである。

「ショートムービーこそがコンテンツ産業の次なる風穴になります」。今まだ勢い衰えぬショートムービーに関して、去年張一鳴氏はこのように語っていた。そして今日頭条は多角的な戦略を講じ、プロ制作のショートムービーを扱う西瓜視頻、ライブ動画とユーザー生成コンテンツに特化した火山小視頻、ユーザー生成のミュージックコンテンツを配信する抖音をそれぞれ打ち出してきたほか、北米のミュージックビデオプラットフォームのFlipagramを買収した。BATに先んじるため今日頭条はショートムービー全体を掌握する戦略を敷いたのである。

しかしテンセントと百度もショートムービーの分野に注目し、早くから攻勢を仕掛けていた。テンセントは「微視」を打ち出して創業者の馬化騰氏自らも出演したが、様々な理由からサービス停止となった。また百度傘下の愛奇芸も早くに拍拍奇(拍の漢字は口偏がつく)や榴蓮をリリースしたが、こちらも今では姿を消している。
しかし、2017年は転換点といえるだろう。テンセントが快手のリードインベスターとして出資し、ショートムービー共有アプリのQIMをリリースしたほか、微視の復活も考えているとのことである。『財経』によればテンセントは今、新しいムービープラットフォーム構築のために大規模な買収を展開している。アリババは既存の土豆視頻をプロ制作コンテンツに特化した土豆短視頻に作り変え、百度も百度視頻の中のプロ制作コンテンツを前面に打ち出している。

BAT以外にも美図傘下の美拍、微博の出資する一下科技傘下の秒拍、小加秀などどれも好調に見えるが、『財経』の報道によれば、微博ショートムービーの唯一のツールである秒拍が「酷燃」へと様変わりすることになっており、激しさを増す競争において微博が先手を打つ形になるかもしれない。

BATや微博、美図といった企業の戦略と比べて、カバー範囲が最も広いのは今日頭条だろう。今日頭条は西瓜視頻、火山小視頻、抖音、Flipagramというラインナップにより、ショートムービー業界のあらゆる市場を制する構えを見せている。ショートムービーのランキングでは、これら今日頭条の製品は目を見張る成果をあげている。今日頭条はおそらくFacebookのソーシャル戦略を参考にしたのだろう。ソーシャル製品は形式や内容だけでなく、ユーザーの年齢、地域、文化などで細かく区分される。わずかな決断の遅れで巨大な市場を逃すこともあり得るのである。この点で失敗したのはテンセントである。もしWhatsAppの買収に成功していたなら、テンセントは今や世界を股にかけるグローバルソーシャル企業になっていたことだろう。反対に成功した例はFacebookで、Snapchatの買収には失敗したがインスタグラムの買収により追随するライバル企業をけん制し、大量のユーザーと広告主の獲得に成功した。

とはいえ、大手企業の中で最大の未知数はテンセントだろう。今やテンセントには最大のショートムービープラットフォームである快手が付いているうえ、微信(WeChat)やQQなどのユーザーやコンテンツを他のプラットフォームに流入させたとしたら、今後の構図にどのような変化が生じるのか全く予測がつかない。
静かに高まってきたショートムービーのうねりが、まもなく訪れる激しい嵐を予感させている。激化する競争の中で、いったいどの企業のプラットフォームが一歩抜きんでるだろうか。

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