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6月8日のCNNの報道によると、ファーウェイはこの日、『ガーディアン』、『デイリーテレグラフ』、『タイムズ』などの全国紙及び地方紙を含む英国の主要各紙の全面広告を購入し、英国ブロードバンドとモバイルネットワーク構築における自社の重要な役割をアピールした。
全面広告では「これまで20年間、我々は英国のモバイル及びブロードバンド企業に設備を提供し続けてきたが、現在、我々の英国での5G展開を疑問視する声が日々高まっている」と記され、続いて「我々は一貫して英国の5Gモバイル設備及び光ファイバーブロードバンドのサプライヤーへ最良の製品を提供することに力を尽くしてきた」としている。
ファーウェイは今後3~4週間、「コミットメント」と呼ばれるキャンペーンを展開し、英国の多数の新聞やインターネットに一連の全面広告を掲載する予定だ。
目下、海外でファーウェイは苦境に立たされている。6月初旬、カナダの通信大手「テラス」と「BCE」が、5G開発についてファーウェイではなく欧州企業であるエリクソンなどと提携することを発表した。さらに、英国も米国陣営に加わり、ファーウェイの5Gネットワーク構築が制限される可能性がある。
ファーウェイは英国におけるネットワーク構築で重要な役割を果たし続けてきたが、2020年1月、英国政府はファーウェイを「高リスク事業者」に指定した。BBCニュースによると、ファーウェイ副総裁兼英国事業責任者の張国威氏は、同社は100%従業員持株制による民間企業であり、英国政府には事実と証拠に基づいて審査を進めてもらいたいと強調している。
(翻訳・浅田雅美)
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