韓国サムスン電子が6月19日、カナダの大手通信事業者「テラス（Telus）」に5Gの通信設備を供給する契約を締結したことを発表した。テラスは6月初旬にスウェーデンのエリクソン、フィンランドのノキアとも5G機器供給契約を結んでおり、同社が5G通信関連設備を導入するサプライヤーとしてはサムスン電子が3社目になる。

サムスンによると、これまで7ヶ月の間に結んだカナダ、米国、ニュージーランドの通信事業者との契約を含め、5G通信機器の新規受注は4つ目であるという。

一方、カナダの3大通信業者が中国通信機器大手ファーウェイの5G機器を排除する動きを取ってきた。現在、ファーウェイはいくつかの小規模な地元企業と契約しているのみで、ベルのネットワークには5G以外の技術をいくつか提供しているだけだ。