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複数メディアの報道によると、中国の実業家・賈躍亭氏が設立した米新興電気自動車(EV)メーカー「ファラデー・フューチャー(Faraday Future)」(以下「FF」)が特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company:SPAC)である「Property Solutions Acquisition」との合併による米国での上場に向けて協議を進めているという。
現在Property Solutions Acquisitionは今回の取引を実現するために4億ドル(約415億円)を調達しようとしている。合併後、FFの評価額は30億ドル(約3110億円)にまで達する可能性がある。この報道を受け、Property Solutions Acquisitionの株価は21%上昇した。
今回の合併はFFにとって喫緊の課題だ。2016年の設立から現在に至るまで、同社の進む道には幾度となく壁が立ちはだかってきた。自動車製造は資金集約型産業だが、債務問題を度々抱え、業務停止に陥ったこともある。2017年の初めに同社初のEV「FF91」のコンセプトモデルを発表してからすでに4年が経つが、いまだ量産に至っていない。
FFのCEOであるカルステン・ブライトフェルド(Carsten Breitfeld)氏(新興EVメーカー「バイトン(BYTON、拜騰)」の元創業者兼CEO)によると、資金調達が成功すれば9カ月後にFF91の納車、12カ月後には量産を開始するとのこと。
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