36Kr日本版開設に寄せて – 家田昇悟氏

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36Kr日本版開設に寄せて – 家田昇悟氏

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株式会社メルペイ Product Management Office 兼 中国インターネット研究所所長

私は2015年から中国の36Krをウォッチしており、「日本で一番の36Krファン」を自認しています。最初は中国のスタートアップの情報が集約されているので見始めました。段々、小売やモバイルペイに物凄く詳しい寄稿者らが多く集まり、面白くなってきたように思います。私は専門性がある方のWeChatをフォローするというような使い方もしてきました。「36Krに行くと、面白い人がいる」というイメージですね。

日本版が開設されると聞いて、最初に感じたのは「長年、愛用していたメディアなので、日本版が出来て嬉しい」ということがまず一つ。

そして、「中国で流れているニュースが、日本にストレートに伝わってくるということに意味がある」ということがもう一つです。中国をウォッチしている人が日本に情報を流すという状態だったので、事実が正しく伝わらなかったり、想像で書いていたりということもありました。スタートアップに関するストレートニュースが今まで日本に流れていなかったので、日本版が伝えてくれる意味は大きいと思います。

これまで、中国をウォッチする大学生がブログを始めても、2,3年位で終わってしまったりしていて、勿体ないと感じていました。36Kr日本版にはいつまでも、中国の情報を発信し続けてもらいたいです。そして、日本の人々が、正しく良質な中国の情報に辿り着けるための存在でいて欲しいと願っています。

中国の情報があまりなかったことで、話が進まないことも多かったように思います。情報に触れて、中国を「もっと知ろう」「具体的なアクションを起こそう」と思える。その触媒に、36Kr日本版がなってくれると期待しています。

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