True-Solid-State（完全なソリッドステート）式LiDAR（ライダー）を研究開発する「洛微科技（LuminWave）」が、シリーズAで5000万元（約8億2000万円）を調達した。リード・インベスターは「軽舟資本（Light Silver Capital）」、コ・インベスターは「財通資本（Caitong Capital）」。同社は昨年、エンジェルラウンドで数千万元（数億円）を調達している。

洛微科技は2018年に設立され、本社は浙江省杭州市にある。同社は、シリコン光フェーズドアレイ（Optical Phased Array：OPA）、周波数変調（FMCW）コヒーレント・センサーチップ、ウェーハレベルのマイクロナノ・オプティクス、光学システムレベルのパッケージングなどの技術をLiDAR分野に応用、True-Solid-State式LiDARやミリメートルクラスのMicroLiDARを自社開発した。現在すでに自動運転やロボット開発メーカー10社以上が同社製品を購入する意向を示しており、積極的に新製品の実証実験を推進している。