車軸のひずみでトラック積載量をリアルタイム測定する中国ベンチャー、16億円超を調達

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車軸のひずみでトラック積載量をリアルタイム測定する中国ベンチャー、16億円超を調達

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車載型スマート計量システムを開発する「深圳漢徳(HAND HITECH)」が、シリーズBおよびB+で1億元(約16億円)超を調達した。シリーズBのリード・インベスターは「経緯中国(Matrixpartners China)」、コ・インベスターは「零一創投(01VC)」、シリーズB+のリード・インベスターは「梧桐樹資本(Phoenix Tree Capital Partners)」。同社は2020年以降、資金調達を4回成功させており、調達金額は総額2億元(約33億円)を超える。

深圳漢徳は2015年に設立された。ばら積み輸送市場からスタートし、車載型スマート計量システムとデータ分析機能を備えた総合管理プラットフォームを構築。貨物の移動状況を正確に把握し、貨物の計量と追跡の効率を向上させた。

同社のシステムは車軸上にセンサーを複数設置し、積載によって起こる車軸のひずみを測定し、重量を計算する仕組み。重量情報をリアルタイムでフィードバックし輸送プロセス全体におけるトラックの状態を監視することができる。またリアルタイムで計量することで、過積載や偏荷重について警告するだけでなく、勝手に荷下ろしされていないかどうかの監視や積載率・荷役効率のモニタリング、ビッグデータ分析なども可能にした。

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