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米国東部時間6月22日、世界最大のデジタル貨物輸送プラットフォーム「満幇集団(Full Truck Alliance Group;FTA)」がニューヨーク証券取引所に上場を果たした。ティッカーコードは「YMM」。上場初日、満幇集団は13%高で取引を終え、時価総額は230億ドル(約2兆5500億円)を突破。一躍今年最大の中国概念株によるIPO(新規株式公開)となった。
満幇集団は2017年末に、当時の幹線輸送分野で最大手だった「運満満」と「貨車幇」の合併により誕生し、物流業界で揺るぎない地位を築き上げた。目論見書によると、満幇集団の2020年通期の総取引額(GTV)は1738億元(約2兆9700億円)に達し、中国のデジタル貨物輸送プラットフォーム全体の64%を占めた。また、注文件数は7170万件に達し、中国の中型および大型トラック運転手の約20%にあたる合計280万人がプラットフォーム上で貨物輸送を受注した。
満幇集団の背後には、ソフトバンクグループ傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)、「セコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)」、「高瓴資本(Hillhouse Capital)」、「紀源資本(GGVキャピタル)」、テンセント(騰訊)、エンジェル投資家の王剛氏などをはじめとする強力な投資陣が集結している。
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