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自動運転向けAIチップを研究開発する中国のスタートアップ「地平線機器人(Horizon Robotics、ホライズン・ロボティクス)」(以下「地平線」)が7月29日、待望久しい自動運転レベル4(特定条件下における完全自動運転)対応の車載AIチップ「Journey 5(征程5)」をリリースした。同時に、同チップをベースに構築した車載スマートコンピューティング・プラットフォーム「Matrix 5」とスーパードライブシステム「Matrix SuperDrive」もリリースした。創業者の余凱CEOは「当社設立から6年間で最も重要な新作発表会」と述べる。
Journey 5は運転支援から特定条件下での自動運転、完全自動運転までカバーすると共に、車載HMI(ヒューマン・マシン・インタラクション)を始めとするあらゆるシーンに対応する。
同社によると、Journey 5チップは16nmプロセスを採用、各チップの演算能力は最大128TOPSで、16台のカメラを認識、処理できる。Journey 5をベースにしたMatrix 5の処理性能は最大1024TOPSに達し、48台のカメラと接続可能だ。
中国はこれまでずっと車載チップの分野で制約を受け、その90%以上を輸入に依存してきた。 Journey 5シリーズのリリースにより、高度自動運転用チップの分野で国産品への置き換えが進む可能性が出てきた。
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