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【新華社北京11月17日】中国生鮮食品電子商取引(EC)プラットフォーム「叮咚買菜(Dingdong Maicai)」の運営会社がこのほど発表した2021年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が前年同期比2.1倍の61億9千万元(1元=約18円)だった。
非米国会計基準(Non-GAAP)ベースの当期純損失率は前四半期の37.2%から5.3ポイント縮小して31.9%に改善したが、契約履行コストや販売費などがかさんだことで、当期純損失は19億7600万元となった。流通総額(GMV)は2.1倍の70億2千万元だった。事業展開が比較的成熟している長江デルタ地域でもGMVの伸び率は64.8%に達した。
9月30日時点で全国37都市に「前置倉庫」と呼ばれる小型倉庫を1375カ所構え、進出した都市の数は前年同期の2.9倍に増え、月間取引ユーザー数も前年同期の480万人から1050万人に増加した。
生鮮食品の産地直接調達比率は79.1%に上昇。米穀加工工場や豚肉加工工場、即席食品加工工場などの自社工場を10カ所所有し、GMVに占めるプライベートブランドの比率は5.8%に拡大した。創業者兼最高経営責任者(CEO)の梁昌霖(りょう・しょうりん)氏はこの比率について、長期的には約30%に拡大する見通しを明らかにした。
同社は今年8月、商品力とサプライチェーンを柱とする戦略を講じて運営効率を高める方針を打ち出しており、この戦略の実行が進むことで、第4四半期(10~12月)には純損失率が大きく改善すると予測している。
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