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中国人観光客に人気の、日本最大の免税店チェーンであるラオックス(Laox)は、親会社の中国家電量販・EC大手「蘇寧易購集団(Suning.com)」が保有する同社の株式34%を売却し、出資比率を30%に下げたことを先日発表した。蘇寧からラオックス株を取得したシンガポールの投資ファンド「グレニッチ・インベストメント・ホールディングズ(Greenwich Investment Holdings Pte. Ltd.)」が、新たにラオックスの筆頭株主となった。
1930年に創業したラオックスは、2009年に中国人観光客向けの免税店へ業態を転換した。2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響を受け経営状態の早期回復を見込めなかったラオックスは同年8月、蘇寧易購の子会社「GRANDA MAGIC LIMITED」および「GRANDA GALAXY LIMITED」による第三者割当増資を実施した。蘇寧易購はラオックス株の51.0%を保有することになり、蘇寧易購の連結子会社となったラオックスは中国進出を加速させた。
ラオックスは2021年1~9月期、新型コロナウイルスの流行により32億円の損失を出したと報じられている。
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