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中国スマートフォン・IoT機器大手の小米集団(シャオミ)がこのほど、新たにリストラを開始したとの噂が12月19日、マーケットを飛び交った。補償金は月給プラス2カ月分が支払われるという。
一部のメディアは、シャオミ社員を自称する人物の言葉を引き、今回のリストラの規模は大きく、スマホ部門やインターネット部門、中国部門など、複数の部門に及ぶものだと報じている。しかも、中国部門の中には解雇率75%にも上る部署があり、インターネット部門にも約4割のスタッフがリストラされる部署があるという。
一方、あるメディアは関係者の話として、現在出回っているリストラ対象者の人数は誤りだと報じた。この関係者によると、不正確な情報は、中国のビジネス向けSNS「脈脈(Maimai)」で匿名の人物が流した噂に基づくもので、シャオミはすでに証拠を押さえ、法的手続きを開始しているという。
中国の家電業界は2022年になってから「冬の時代」に突入し、デバイスメーカー各社が業績を大きく落とした。シャオミも例外ではなかった。
決算報告書によると、22年7〜9月のスマホ事業の売上高は、前年同期比11.1%減の425億1400万元(約8070億円)だった。また、IoT・家電製品事業とインターネットサービス事業も減収となった。
22年9月30日現在、シャオミの正社員は3万5314人で、そのうち3万2609人が中国本土で勤務している。
*22年12月21日のレート(1元=約19円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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