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中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」が、欧州での販売拡大を計画していることが分かった。
極氪は2021年に設立され、米テスラの「モデルY」などと同等の価格設定で高級EV市場を狙っている。現在のところは、クーペタイプの「ZEEKR001」のみを販売しており、22年は約7万台を売り上げた。23年1月には多目的車(MPV)「ZEEKR009」の発売を予定している。
極氪の安聰慧・最高経営責任者(CEO)は1月5日、23年は販売台数を約14万台へと倍増させることを目標に、欧州での販売拡大を進める方針を明らかにした。
米調査会社ブルームバーグNEF(BNEF)の最新データによると、欧州のEV(乗用車)販売台数は世界の約34%を占めている。欧州のEV市場は世界最大の中国に次ぐ規模で、中国のEVメーカーにとって最大の輸出先となっている。
吉利汽車の親会社、浙江吉利控股集団は22年12月、極氪を分社化し、米国で上場させる方針を明らかにした。極氪はすでに米上場に向けた手続きを開始している。
(36Kr Japan編集部)
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