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【新華社上海3月6日】温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルへの移行が世界的に進む中、中国東部の浙江省麗水市縉雲県を拠点とするスポーツ機器メーカー浙江嘉宏運動器材の電動アシスト付きスポーツ自転車「eバイク」が、経済の新たな推進エネルギーとなっている。
同県の工場で製造された「Aventon(アベントン)」ブランドのeバイクは、寧波舟山港から海を渡って米国に輸出される。アウトドア志向が強く、フィットネス文化が根付いている欧米ではeバイクの人気も高い。同社の章加洪董事長(62)は「昨年の輸出売上高は1億6千万ドル(1ドル=約150円)だった。今年は2割増える見込み。北米での市場シェアは20%前後になるだろう」と自信を見せる。
章氏は電動工具の製造に30年余り携わったが、競争激化に伴い事業の転換を決断。8年前にeバイク業界に参入した。現在は車体の製作から溶接、塗装まで、eバイク製造のほぼ全ての工程でスマート化を実現。海外市場だけでなく国内の広大な市場と消費潜在力にも目を向け、新たな発展の道を探っている。
中国の消費者も最近、自転車を単なる移動の道具ではなく、レジャーや交流の手段としてとらえるようになった。同社のeバイクはスマートフォンと連携させることで、アプリを通じた車両の操作やユーザー同士の交流を可能にした。章氏は「人工知能(AI)時代の到来に合わせ、全く新しい思考で未来の市場を想像する必要がある。ユーザーから広く意見を募り、未来志向の製品を作っていきたい」と話している。(記者/李平、許暁青)
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