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中国広東省深圳市の人材公園広場でこのほど、電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(Xpeng)傘下の広東匯天航空航天科技(小鵬匯天)が開発した空飛ぶクルマ「旅航者X2」が垂直に飛び立ち、公園上空を高度30メートルで一周飛行した。同社の電動垂直離着陸機(eVTOL)が初めて同市の中心業務地区(CBD)上空を飛行し、eVTOLによる未来の都市の新たな移動方法を一般に示した。
同社は同省にあるeVTOLメーカーで、2013年に設立された。旅航者X2は、同社が独自に開発、製造した2人乗りスマートeVTOLで、都市CBDや海域、砂漠、河川などさまざまな利用シーンでのテストを含む試験飛行を既に6千回近く行っている。
現在は初の量産型分離式eVTOL「陸地航母」の開発に全力を注いでおり、24年10~12月に予約開始、25年同期に量産、納機を予定している。「陸地航母」は、地上走行ユニットと飛行ユニットで構成され、地上走行ユニットは飛行ユニットを車内に完全に収納して地上を移動でき、「トランスフォーマー」のように自動で分離、結合もできるという。
同社は、今回の飛行展示は同市における未来のCBD低空通勤、低空観光などの実現推進を目的としており、未来都市における立体的交通、移動方法の構築のため貴重な経験を重ねるとの考え方を示した。(新華社深圳)
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