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中国の人気ティードリンクチェーン「喜茶(HEYTEA)」がこのほど、日本1号店を大阪の繁華街・道頓堀の「DOTON PLAZA」にオープンした。洗練された店内デザインや高価格帯のメニューが話題を呼び、早くも注目を集めている。
大阪店のメニューには、新鮮なフルーツやタピオカ、クリームチーズをを使用した人気商品がそろう。価格帯は550円~1250円で、1杯の平均価格は1000円前後。中国国内の価格と比べると約2倍に設定されており、ネット上では「高すぎる」といったネガティブな声が目立つ一方で、「本場の味を楽しめるなら納得」「プレミアムなティードリンクとして受け入れられるかも」と期待を寄せる意見もある。期間限定の「1杯買うと1杯無料」や記念品プレゼントなどの開店特典が奏功し、オープン当日から長蛇の列ができたという。
2012年に広東省で誕生した喜茶は、当時ではまだ珍しかったクリームチーズティーが若者に大ヒットし、中国全土に広がった。現在では4000店舗以上を展開し、アメリカ、韓国、シンガポール、イギリス、カナダマレーシアなどの海外市場にも進出している。
中国国内では、「一つの通りに10軒のティードリンクの店がある」と言われるほど競争が激しく、値下げ競争も加わり利益が薄くなり、閉店や加盟店の撤退も珍しくない。2020年、喜茶の客単価は50元(約1000円)と業界平均を大きく上回っていたが、2022年から価格を引き下げ、いまでは主力ドリンクはほとんど30元(約600円)以下となっている。
国内市場の競争激化を背景に海外市場への展開に注力する中国の飲食店は増えているが、「食い倒れの街」である大阪で1杯1000円を超えるプレミアムティードリンクが受け入れられるのか、今後の動向に注目が集まる。
(36Kr Japan編集部)
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