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中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)が、AIロボット分野への投資を加速している。7月21日、スタートアップ3社が同社から出資を受けたと相次いで発表し、業界を賑わせた。
まず、エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)を開発する人型ロボットメーカー「千尋智能(Spirit AI)」がプレシリーズAで6億元(約120億円)を調達。続いて、高性能な二足歩行ロボットで注目を集める「逐際動力(LimX Dynamics)」が新たな資金調達を実施すると発表した。いずれの資金調達でもJDドットコムが出資を主導した。さらに、人型ロボットメーカー「衆擎機器人(Engine AI)」は同日中に2回の資金調達を完了。シリーズA1の出資をJDドットコムが主導した。
JDドットコムの担当者は「当社は現在、エンボディドAIや大規模言語モデル(LLM)などの注目技術を重視している。今後はサプライチェーン分野にフォーカスし、社内の技術革新や外部投資を通じて技術イノベーションのエコシステムを構築していく」とコメントした。
同社は今年5月、人型ロボット分野で最も注目されるユニコーン企業「智元機器人(Agibot)」にも出資した。また、AIロボット事業を本格展開するため、すでに小売事業部門の京東零售(JD Retail)に「AIロボット事業部」を新設している。
ロボット企業への投資だけでなく、ロボット販売の取り組みも加速している。今年のEC商戦「618セール」期間中には、30以上のロボットブランドと契約し、製品掲載や販売促進を実施した。すでに「霊宝(CASBOT)」や「宇樹科技(Unitree Robotics)」「雲深処科技(Deep Robotics)」など複数のブランドが受注を獲得したという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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