BYD、マレーシアにEV組立工場 26年稼働で東南アジア市場拡大へ

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BYD、マレーシアにEV組立工場 26年稼働で東南アジア市場拡大へ

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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は8月22日、マレーシアでEVセダン「SEAL(シール)」の新モデルを発売すると発表した。また、同国のペラ州タンジュンマリムの「KLK TechPark」にコンプリートノックダウン(CKD)方式の組立工場を建設し、2026年の稼働開始を目指すと明らかにした。新工場の建設は、BYDが掲げるグローバル化とローカライズ戦略を推進する重要な一歩であり、東南アジア市場での展開を加速させる狙いがある。

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BYDは「新工場は雇用機会を創出するだけでなく、技術移転を促進し、現地のEV製造の専門能力を高めることにつながる。こうした波及効果によって、地元企業は世界的なEVサプライチェーンに参入する機会を獲得し、マレーシアは地域の自動車産業における地位をさらに強化することができる」とコメントした。

BYDは過去3年連続で、マレーシアのEV市場で販売台数首位を維持している。なかでもSEALは2024年のEVセダン市場で販売台数最多を記録した。新工場建設で、市場をリードする立場が一層強化される。現在、BYDおよび傘下の高級ブランド「騰勢(DENZA)」の販売店は、マレーシアに計43店舗ある。

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(36Kr Japan編集部)

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