ブームの反動が直撃——中国POP MART、海外成長率が昨年の475%から「2ケタ」へ急減速
中国アートトイ大手の泡泡瑪特国際集団(POP MART、ポップマート)は5月12日、2026年1~3月期の業績データを発表した。全体の売上高は前年同期比75%~80%増となり、地域別では、中国市場が100%~105%増、アジア太平洋地域(中国を除くアジアおよびオセアニア)が25%~30%増、 米州が55%~60%増、欧州およびその他の地域は60%~65%増となった。
全体的な成長率は依然として目覚ましいものの、前年同期と比べると明らかに鈍化している。昨年の1~3月期には全体の売上高が165%~170%増、そのうち海外全体では475%~480%増を記録していた。
一時的なブームの後の人気の陰りが、海外事業の最大の課題となっている。POP MARTの司徳COO(最高執行責任者)は、同社は今年、中国国内での成熟した事業運営のノウハウを活用し、海外での小売や会員制度の基盤を整備し、ファンとIP文化を定着させると同時に、店舗運営の強化と現地スタッフの育成にも注力していくという。
POP MARTは、「グローバル展開」と「グループ経営」という2大戦略を推進し、事業の多角化を図っている。映画制作やテーマパーク事業などの分野への参入によるIPのブランド価値をさらに高めると同時に、スイーツ、家電、アクセサリーなどの新カテゴリーの開発が含まれる。その一環として、同社は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと提携を発表し、傘下の人気キャラクターシリーズ「THE MONSTERS」のIPをベースにした実写とコンピューター生成画像(CGI)を組み合わせた映画作品を制作を進めており、大人気キャラクター「Labubu」を大スクリーンに登場させる予定だ。
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(36Kr Japan編集部)