世界の人型ロボット出荷、上半期2万5000台に急増 中国勢が95%超

市場調査会社IDCが9月29日に発表したリポートによると、世界のヒューマノイド(人型ロボット)出荷台数は2026年上半期(1~6月)、前年同期比432.1%増の約2万5000台となった。市場規模は322.7%増の7億4000万ドル(約1170億円)超。業界は技術実証の段階から商用化に向けた模索へと移行している。

中国は最大の成長市場となっている。中国市場向けの出荷台数は前年同期比426.3%増の1万9000台超で、世界全体の77.9%を占めた。一方、メーカー別では、中国企業の出荷台数が世界全体の95%を超えた。報道によると、智元機器人(AGIBOT)の出荷台数は8600台超、世界全体の約35%を占めた。IDCは、地方政府や産業団地、国有企業による継続的な支援、データ収集センターの整備、さらに完成機メーカーや部品メーカー、AIモデル企業、システムインテグレーター(SI)事業者間の連携強化が市場拡大を支えていると分析した。

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応用分野の構成も変化している。研究教育、実演・展示、政府主導のロボット学習用データ収集施設向けの出荷は、合計で全体の69%を占めた。2025年通期の83.8%から低下したものの、依然として主要な需要分野となっている。一方、製造業、小売り、物流などの分野で実用化の模索が進んでおり、智元機器人、優必選科技(UBTECH Robotics)、銀河通用機器人(Galbot)などが工業分野に重点的に取り組んでいる。小型・低価格の製品もECサイトを通じて子供向け教育市場や個人向けコンパニオンロボット市場に進出し始めた。

IDCは、30年の世界のヒューマノイド年間出荷台数予測を約50%引き上げ、75万台超とした。世界モデルやVLA(視覚・言語・行動)モデルの進化に伴い、競争の重点が構造設計や運動性能から、周囲の状況を理解し、作業を計画・実行する能力へと広がっていると指摘する。今後は、実際の現場で安定して稼働し、導入効果を示せるかが重要になるとみている。

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*1ドル=約158円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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