ソフトバンクも出資し破産したOneWebが競売手続き開始、中国企業が触手

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ソフトバンクも出資し破産したOneWebが競売手続き開始、中国企業が触手

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かつてテスラのイーロン・マスク氏により設立された宇宙開発企業「SpaceX」と共に名を馳せた、衛星通信サービス企業の「OneWeb」が、7月2日にニューヨークの破産裁判所で資産の競売を行う。自動車メーカー「吉利汽車(Geely)」など中国のバイヤー3名が、AmazonやSpaceXを相手に入札に挑む。

2020年3月、新型コロナウイルスの感染拡大により、主要株主だったソフトバンクが、OneWebから資金を引き揚げた。そのため財政難に陥ったOneWebは、破産保護申請を行い、資産の競売手続を開始した。入札者はOneWebを買収するか、一部の資産を購入するか選択することができる。

過去5年間に、OneWebは34億ドル(約3669億円)を調達した。主要株主にはソフトバンクグループ、エアバス・グループ、クアルコム、ヴァージン・グループ、コカコーラなどが含まれている。 破産を宣言した後、OneWebの注目度は低下するどころか上昇した。対応する資産の買収評価額が10億ドル(約1079億円)を上回っているため、競争入札の参加希望者は、6月26日に入札額の10%のデポジットを納めねばならず、これにより、買収合戦参戦条件となるキャッシュフローのプールが大幅に引き上げられることとなった。

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