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7月13日、定型業務を自動化する企業向けRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソフトウェアを提供する米スタートアップ「UiPath」がシリーズEで2億2500万ドル(約241億円)を調達したと発表した。リード・インベスターは「Alkeon Capital Management」、コ・インベスターは「Accel」、「Coatue Management」、「Dragoneer Investment Group」、「IVP」、「セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)」、テンセント(騰訊)の投資機関「騰訊投資(Tencent Investment)」など。資金調達後、UiPathの評価額は102億ドル(約1兆930億円)に達し、現時点で評価額が世界最高のRPA企業となっている。
UiPathは2005年にルーマニアのブカレストで、「DeskOver」という名の技術アウトソーシング企業として設立された。設立当初はIBM、Google、Microsoftなどの企業向けに自動化ライブラリ及びソフトウェア開発キット(SDK)の開発を行うほか、コンサルタントやアウトソーシングサービスなどを提供していたものの、2012年にMicrosoftの 「Workflow Designer」をベースとした同社初となるデスクトップ型RPA製品を発表するまで幾度となく経営難に陥っていた。さらに2015年にUiPathと社名を改めて以降、同社は飛躍的な成長を続け、2016年には100社だった同社の法人顧客は2019年には3700社以上に激増した。UiPathは、この2年間で経常利益が1億ドル(約107億円)から4億ドル(約429億円)以上に増加したことを明らかにしている。
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