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コーヒーチェーン「瑞幸咖啡(Luckin Coffee)」の元CTO・何剛氏が、「品道餐飲管理」が展開するティードリンクブランド「奈雪の茶(NAYUKI)」に加入し、CTOに就任したという。この件に関して奈雪の茶に確認を求めたところ、「現時点ではまだ交渉中だ」とのこと。
何剛氏は、「京東集団(JD.com)」副総裁や、京東傘下のクラウドベンダー「京東雲(JD Cloud)」総裁を務めた後、2019年9月に瑞幸咖啡に加入した。何氏は、瑞幸咖啡が粉飾決済を公表した後、経営陣の中で最初に同社を離れた人物だ。5月1日、何氏が一身上の都合で辞職したと報じた『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事によれば、氏はこの粉飾決算問題には関与しておらず、プロ経営者としての役割を果たしていたことが強調されている。
関係者によると、奈雪の茶による何剛氏の招聘は、上場に向けた準備なのではないかという。奈雪の茶は2020年初頭に、米国でのIPOに向けた目論見書を提出していた。しかし、新型コロナウイルスの流行拡大により米国株式市場が暴落し、加えて瑞幸咖啡の粉飾決算問題にからみ、中国概念株は常に評価上のリスクに直面するという状況にあった。このため奈雪の茶は、最終的に目論見書の撤回を選択した。一方で、奈雪の茶のIPO先が米国から香港へ変更されるのではないかという噂もある。
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