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8月27日夜、中国半導体ファウンドリー(受託製造)最大手の「中芯国際集成電路製造(SMIC)」が、中国A株市場と香港H株市場における中間決算報告書を発表した(2か所の財務報告基準が異なるため数値も異なる)。
中国の会計基準によると、SMICの上半期の売上高は前年同期比29.4%増の131億6100万元(約2000億円)、純利益は329.8%増の13億8600万元(約214億円)、売上総利益率は前年同期比2.5%増の23.5%だった。 香港証券取引所の発表では、国際会計基準によると、上半期の売上高は前年同期比26.3%増の18億4300万ドル(約1954億円)、純利益は前年同期比556.0%増の2億200万ドル(約214億円)となっている。
米国当局が5月中旬から中国通信機器大手のファーウェイ(華為科技)に対する制裁を拡大したことで、中国国産チップへの代替需要が加速した。 SMICは中国本土最大のチップファウンドリーとして、A株での上場は過去10年で最大のIPO案件となった。
同社の収益源の主役を務めるのは、依然として中国国内の半導体メーカーだった。報告書によると、上半期における本土および香港からの顧客は、前年同期比 51.5 %増の売上高 84 億 8500 万元(約1314億円)に貢献した。北米と欧州の伸び率は鈍化となり、北米の売上高は前年同期比横ばいの30億4200万元(約471億円)で、欧州と(中国本土と香港を除く)アジアの売上高は前年同期比6.8%増の16億3500万元(約253億円)だった。
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