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10月27日夜、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池メーカー「寧徳時代(CATL)」が、2020年第3四半期決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比0.8%増の126億9300万元(約1985億円)、純利益は同比4.24%増の14億2000万元(約220億円)となり、同社は今年初めて単一四半期の純利益でプラス成長を達成した。2020年1~9月度累計の売上高は前年同期比4.06%減の315億2200万元(約4900億円)、純利益は同比3.1%減の33億5700万元(約525億円)だった。
2020年9月、CATLは駆動用バッテリー搭載量2.89GWh、中国国内市場シェア44.7%で、市場首位の座を維持。競合する「比亜迪(BYD)」は、搭載量1.07GWh(前年同期比110.75%増)、市場シェア16.54%で久々に2位に返り咲いた。また、韓国「LG化学(LG Chem)」は搭載量692.39MWhで前月のランキング2位から3位に後退し、市場シェアは10.7%だった。
CATLは米EV大手テスラ(Tesla)への供給を正式に開始したことで多くの証券会社が有望視している。大手証券会社「広発証券(GF Securities)」は、CATLがテスラの一部モデルをサポートする第4四半期には、それに応じて売上が増加すると見込む。
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