美容整形医療のO2Oプラットフォーム「更美」、D1ラウンドで5,000万米ドルを調達。美図(Meitu)が筆頭

美容整形医療O2Oプラットフォーム更美は、5,000万米ドル(約55億円)のD1ラウンドの調達を完了させた。美図と道合母基金が出資。更美のファウンダーでCEOの劉迪氏によると、このラウンドの資金調達は、主にAI技術の研究開発、チームの拡張、サービス地域およびカテゴリの拡大に使用される。

これまでも36Krは、更美を何度も取り上げてきた。2013年に創業した更美は、美容整形外科、プチ整形、歯科、眼科、アンチエイジングなどのヘルスケアコミュニティ、Eコマース、金融サービス、コミュニティ活動、ユーザー数の増加、人工知能を用いた美容アドバイス、予約カウンセリング、取引決済、分割払い、術後ケアなどをすべて一貫して行う美容整形医療のO2Oプラットフォームだ。

提供データによると、これまでに、3600万人のユーザーを獲得。7,000以上の美容整形医療機関と20,000人以上の医師が在籍し、医療実績は、390万件にのぼる。主に中国、日本、韓国、タイ、シンガポールの5カ国に集中しており、世界で300以上の都市をカバー。経営は、すでに黒字化を達成しており、劉迪氏は、同社は第1級、第2級都市に加えて、第3級、第4級都市にもサービスを拡張することを明らかにした。

近年では、人々の意識の変化と消費力の向上に伴い、女性を主体とした美容整形「美貌マネー」は、様々な議論の中で成長と成熟を遂げ、発展の「追い越し車線」側に移った。デロイトの「2017年中国の医療美容市場分析レポート」によると、2015年に中国の美容医療の市場規模は870億元(約1兆4000億円)、2017年には、1760億元に達し、分析によると、2020年に中国の医療美容市場規模は、4640億元に到達するだろうと予測。平均年間成長率は40%になる計算だ。

これまでの美容整形医療が抱えていた高いユーザー獲得コスト、マーケティング依存、需要サイドと供給サイドの情報アンマッチングなどの課題を解決しようと、様々な医療プラットフォームサービスが出現。更美は、新氧(SoYoung)、悦美、美唄、美麗神器などとの早期の混戦状態を抜け出し、トップブランドにのし上がった。

しかし、劉迪氏はまた、インターネットの参入は、これまでの美容整形医療業界に劇的な変化を起こしてはいるものの、ネット上での普及率はまだまだ低く、業界全体でO2Oが占める割合は5%未満にしか及んでいない、と述べている。今後、90年代、2000年代生まれの若者ユーザーが、次々とマーケットに入ってくる。カメラの補正技術や、動画の補正技術などバーチャルビューティは、すでに彼らの定番となり、ユーザーの「美貌」に対する要求を高める要因の一つになっている。つまり、ユーザーニーズは、オンラインの「バーチャルビューティ」から「リアルビューティ」へと移行してきているのだ。これにより、美容整形医療産業は、今後10年間で真の「黄金時代」を迎えることとなるだろう。

第一に、サービス現場の変化により、これまでの医療美容と美容産業が再編を加速。第二に、メインの消費者は、徐々に90年代生まれから、2000年代生まれに移行しつつあり、それにつれて供給サイドも変化している。非常にわかりやすい傾向で言うと、大病院であろうと、小規模な機関であろうと、どこも一斉に皮膚のケア、皮膚のマイクロ整形などの新しいブランドを立ち上げようとしている。第三に、インターネットを使うことで、さらに多くの新しい手法が生まれている。つまり、今後数年のうちに、この業界のあり方は非常に大きな変化を起こすと言える。

「現場では革命が起き、オンライン上では、サービスのカスタマイズ、専門性の拡張とレベルアップなど、まだまだ大きな発展余地がある。つまり、伝統的なレッドオーションにも、まだまだブルーオーシャンが発掘できるというわけだ。」

更美が今後取り組むことは、人工知能を活用し、マッチしたサービスプランの提供することで、ユーザーのニーズを転化させるところにある。ニーズを感じたユーザーに、サービスをつなげ、効率とユーザーエクスペリエンスを保証する。オンラインユーザー数をスピーディに増加させる目的だ。(陌陌(Momo)とのタッグ体制)

劉迪氏は、更美は、2017年に、人工知能による美容システムの研究開発をスタートさせたことを明らかにした。将来的には、更美は、美図が蓄積した撮影テクノロジーとビッグデータを用いて、医療美学智能エンジンを構築。ユーザーが写真やビデオをアップロードしさえすれば、その個人の顔を分析し、補正プランを提案。自動的に美容整形項目と診療所、医者を選び出し、バーチャルビューティとリアルビューティの溝を埋める役割を果たしていく、というわけだ。

これまでに更美は、経緯(MatrixPartners)、紅杉、騰訊(テンセント)、維梧キャピタル、潮宏基、中信建投、復星(FOSUN)、君聯(レジェンドキャピタル)などからの投資を受けている。

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